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『ムスコ物語』デルスさんとヤマザキマリさんの子育て論?世界を旅する母と息子の軌跡

国際色豊かな幼少期を過ごし、現在はフリーフォトグラファーとして活躍するデルス。漫画家・ヤマザキマリの息子であり、自由な生き方を追求しています。世界各地を転々とした幼少期の経験、いじめや多様性への理解、そして母親との絆。最新刊『ムスコ物語』では、デルスの成長を通して、経済至上主義への疑問や精神性の重要性を問いかけます。子育て、生き方に迷うすべての人へ、自由と多様性のヒントが詰まった一冊。

『ムスコ物語』が示す、型破りな子育て観

ヤマザキマリさんの子育て観、その核心は?

経済性より精神性重視

『ムスコ物語』を通して見えてくる、ヤマザキマリさんの型破りな子育て観について解説していきます。

書評】ムスコ物語(ヤマザキマリ)

公開日:2023/10/29

書評】ムスコ物語(ヤマザキマリ)

✅ ヤマザキマリさんのエッセイ「ムスコ物語」は、著者自身の息子デルスさんを産むまでの決意や、独特な親子観・家族観を描いた作品です。

✅ 軽妙な語り口で読みやすく、世界各地での生活や文化に触れることで、固定観念に縛られない家族の形や、多様な価値観を考えさせられます。

✅ デルスさん自身の視点からの「ハハ物語」で締めくくられ、読者に温かい余韻を残す一冊です。

さらに読む ⇒みさごのふせん出典/画像元: https://misago-fusen.com/%E3%80%90%E6%9B%B8%E8%A9%95%E3%80%91%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%82%B3%E7%89%A9%E8%AA%9E%EF%BC%88%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%82%B6%E3%82%AD%E3%83%9E%E3%83%AA%EF%BC%89/

経済生産性至上主義に疑問を投げかけ、社会の多様性や精神性の重要性を説くという点が、現代社会において非常に重要ですね。

子育てだけでなく、生き方そのものを見つめ直すきっかけになりそうです。

ヤマザキマリさんの最新刊『ムスコ物語』は、息子さんの成長を通して、独自の子育て観をユーモラスかつ深く考察した作品である。

特に、経済生産性至上主義に疑問を投げかける点は注目すべき

ポルトガルでの公立学校選択や、息子のいじめ体験を通して、社会の多様性を理解することや、精神性の重要性を説く。

本書は、子育てに悩む親だけでなく、自分自身の生き方を見つめ直したい人にとっても、大きな示唆を与える作品と言えるだろう。

経済生産性至上主義に疑問を投げかけるって、まさに今っぽいですね。レトロカルチャーに興味ある僕としても、共感できる部分が多いかも。

デルスさんを育んだ、両親の影響

ヤマザキマリさんの息子はどんな生き方を追求している?

自由な生き方

デルスさんを育んだ、両親の影響について見ていきましょう。

マンガ家・ヤマザキマリ「息子に望むことは、自由であってくれ、それだけです」
マンガ家・ヤマザキマリ「息子に望むことは、自由であってくれ、それだけです」

✅ ヤマザキマリさんは、母の影響で型にはまらない自由な考え方を持つようになった。

✅ 母親は、戦前にもかかわらず海外的な考え方を持ち、自分の人生を切り開いていった。

✅ ヤマザキマリさんは、母親から「人として生きる」ことを学び、自由な発想と行動力で自身の人生を切り開いている。

さらに読む ⇒(コドモエ)—「親子時間」を楽しむ子育て情報が満載!出典/画像元: https://kodomoe.net/serial/interview/10968/

ヤマザキマリさんの母親の影響と、デルスさんの父親との関係性が、デルスさんの自由な生き方に繋がっているんですね。

様々な経験を通して、自分自身で生き方を選んでいるデルスさんは素敵です。

ヤマザキマリさんの息子、デルスさんは、イタリア人とのハーフで、父親はヤマザキマリさんの元恋人であるイタリア人の自称詩人。

父親は生活力はなかったが、知識豊富で魅力的な人物だった。

ヤマザキマリさんはデルスさんに父親について正直に語り、息子は母親の影響を受け、精神的に自立し、型にはまらない自由な生き方を追求している。

素晴らしいお母様がいらっしゃったんですね。自由に生きるって、簡単なことではないですからね。デルスさんの父親も、面白い人だったんだろうなぁ。

デルスさんとヤマザキマリさんの、異なる個性と共通点

ヤマザキマリさんの息子、デルスさんはどんな性格?

冷静で客観的

デルスさんとヤマザキマリさんの、異なる個性と共通点について見ていきましょう。

ムスコ物語』ヤマザキマリ
ムスコ物語』ヤマザキマリ

✅ 「ムスコ物語」は、漫画家ヤマザキマリ氏が、海外を渡り歩きながら息子と暮らした日々を描いた子育て放浪記です。

✅ 息子である山崎デルスの「ハハ物語」も収録されており、母であるヤマザキマリ氏の個性的な子育て観が垣間見えます。

✅ 本書では、いじめ、エリート学校、教育に対する著者の考えなどが語られており、従来の子育ての常識にとらわれない自由な生き方を提唱しています。

さらに読む ⇒幻冬舎出典/画像元: https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344038196/

ヤマザキマリさんのそそっかしい部分と、デルスさんの冷静さの対比が面白いですね。

性格は違えど、通じ合えない中でも共存するという考え方は、現代社会に通じるものがありますね。

ヤマザキマリさんは、息子であるデルスさんについて「ムスコ物語」というエッセイを出版しており、そこでデルスさんの性格や、世界各地を転々とした生活について語っている。

デルスさんは、母親であるヤマザキさんが少々そそっかしいタイプであるのとは対照的に、冷静で客観的な性格である

ヤマザキマリさんは、昆虫から「通じ合えない」という点に魅力を感じ、「通じなくても共存している」という感覚を大切にすることを学び、その考え方はデルスさんの生き方にも影響を与えている。

母親と息子でこんなに違う性格っていうのも面白いね!でも、通じ合えなくても共存できるって、すごく大事なことだと思う。

『ムスコ物語』を通して、ヤマザキマリさんの型破りな子育て観と、息子デルスさんの成長、そして親子の絆について深く知ることができました。

子育てについて、考えさせられる素晴らしい記事でした。

🚩 結論!

💡 ヤマザキマリさんの息子、デルスさんの生い立ちと、多様な文化に触れた経験。

💡 ヤマザキマリさんの型にはまらない子育て観と、息子との絆。

💡 デルスさんとヤマザキマリさんの、異なる個性と、そこから生まれる共感。