イタコとは？恐山大祭から見える日本の文化と現状(イタコ、口寄せ、恐山？)イタコ文化と現状、写真展とクラウドファンディング
青森・恐山で開催される恐山大祭。イタコが死者の霊を呼び、言葉を伝える神秘的な儀式。東京から大湊駅へ、そして恐山へ向かう旅路。イタコと亡き母との対話…消滅の危機にあるイタコの伝統を守るため、写真集出版や写真展が開催。現代に残るイタコの姿を通して、死者との対話、日本人の霊魂観、そして伝統の継承について考える。
口寄せの技術と方法
イタコの口寄せ、一体どんな方法で死者のメッセージを受け取るの？
経文とトランス状態で、死者や神仏と繋がります。
口寄せの技術とその方法について、詳しく見ていきましょう。
イタコがどのようにして死者の霊と交信するのか、その具体的な方法に迫ります。
✅ 岩手県を中心に、イタコがオシラサマを祀る「アソバセ」という信仰行事が今も行われており、故人との対話を通して人々の心を安らかにする存在として重要視されている。
✅ 青森県八戸市のイタコである松田広子さんの活動や、かつては弱者救済の社会システムの一環であったイタコの歴史が紹介され、口寄せを通して亡き妻の声を聞いた男性の例などが示されている。
✅ 震災後には口寄せの需要が高まり、悪質なイタコによる被害も報告されているが、イタコは故人との対話を通じて心を安らかにする存在であり、高額な謝礼などを求めることはないと注意喚起されている。
さらに読む ⇒withnews（ウィズニュース） | 気になる話題やネタをフカボリ取材（ウニュ）出典/画像元: https://withnews.jp/article/f0250612000qq000000000000000W0f710101qq000028027Aイタコの口寄せは、神聖な儀式であり、故人との対話を通して心を癒すものです。
詐欺行為に注意し、正しい知識を持つことが大切です。
イタコが行う口寄せは、死者の霊を呼び出す降霊術です。
主に「口寄せ」と呼ばれる降霊術を用い、死者や祖霊の魂を降ろしたり、神仏を呼び寄せたりすることでメッセージを伝えます。
具体的には、「イラタカ数珠」を擦り合わせながら経文を唱えることでトランス状態に入り、死者や祖霊、あるいは神仏と繋がり、そこから得たメッセージを伝えます。
口寄せには、神霊に伺いを立てる「神口」、死者の言葉を伝える「仏口」、生きている者や葬儀の終わっていない死者の霊に対して行う「生口」などがあります。
また、イタコは「オシラ様あそばせ」と呼ばれる神事も行い、家庭の守り神である「オシラ様」を遊ばせることで、家運の繁栄や五穀豊穣を祈願します。
松田広子の占いは、恐山で行われ、所要時間は30分から1時間程度、料金は3000円から5000円が相場です。
近親者のみの口寄せに限られ、ペットや存命者の口寄せはできません。
口寄せの内容は公言しない方が良いとされています。
へえ、イタコって、そんな風に霊と交信するんだ。なんかちょっと怖いけど、興味あるな。松田広子さんの占いとか、体験してみたい気もする。
イタコの現状と継承の危機
イタコの伝統、消滅の危機？最後のイタコは何をしている？
伝統を守るため精力的に活動している
イタコの現状と、伝統の継承における課題について見ていきましょう。
イタコを取り巻く現状と、未来への展望を考察します。
✅ 恐山での口寄せは10月17日(金)～19日(日)と10月24日(金)～26日(日)に開催。自宅での口寄せは随時受付、申し込みは希望の3週間前まで。
✅ お数珠・ブレスレットの無料メンテナンスキャンペーンを実施。購入者1本につき1本を無料修理・メンテナンス。
✅ 黒水晶魔除けキーホルダーをプレゼント。干支に合わせた守護本尊の梵字入り水晶付き。
さらに読む ⇒最後のイタコ～松田広子のホームページ出典/画像元: https://www.itako.net/イタコは高齢化が進み、伝統の維持が困難になっています。
最後のイタコと呼ばれる松田広子さんの活動に注目し、その課題と未来を探ります。
最盛期には多数存在したイタコですが、現在は数が激減し、伝統の存続が危ぶまれています。
現役最年少の松田広子は「最後のイタコ」とも呼ばれ、伝統を守るために精力的に活動しています。
現在、青森県いたこ巫技伝承保存協会によれば、活動しているイタコは数人程度と高齢化が進んでいます。
恐山は、青森県下北半島にある活火山で、カルデラ湖である宇曽利山湖を中心に外輪山が連なる霊場で、イタコにとって象徴的な場所です。
しかしながら、イタコは消滅の危機に瀕しています。
イタコも少なくなってしまっているのか…寂しい話だね。記録を残し、伝えていくことが大切だね。昔の文化が失われるのは悲しいことだ。
文化と記録：写真展とクラウドファンディング
イタコを記録する写真集、どんな内容？
口寄せ、歴史、霊魂観、科学など多岐に渡る。
イタコ文化を記録し、後世に伝えるための取り組みを紹介します。
写真展やクラウドファンディングなど、様々な活動を通して、イタコの文化を未来へ繋げようとしています。
✅ TVアニメ『ダンダダン』とリアル脱出ゲームがコラボし、『怪奇(オカルト)だらけの図書室からの脱出』が2025年6月19日より全国で開催されます。
✅ 参加者は旧図書室で怪異に襲われ、モモ、オカルン、アイラ、ターボババア(招き猫)と協力して怪異に立ち向かう体験型ゲームで、録り下ろしボイスとオリジナルストーリーが特徴です。
✅ 特典付きチケットではターボババア(招き猫)デザインの鍋敷きと鍋つかみが付属し、イベントのサイドストーリーが楽しめる限定謎もついています。
さらに読む ⇒最新ニュースをいち早く出典/画像元: https://newscast.jp/news/8988345写真集の出版や写真展の開催など、イタコ文化を後世に伝えるための取り組みが活発に行われています。
これらの活動を通して、イタコの文化がどのように記録され、伝えられていくのかを見ていきましょう。
イタコという習俗を記録し伝えるために、蛙企画は、中村タケさんを軸にした写真集を出版するプロジェクトを進めています。
写真集では、口寄せの記録、インタビュー、歴史、日本人の霊魂観、科学とスピリチュアリティの関係、オシラサマアソバセ、イタコマチなどを論じます。
出版費用をクラウドファンディングで募集中です。
また、東京・渋谷のtrueRomanceArtProjectsでは、和多田アヤ氏によるイタコ写真展「TalkingtoTheDead」が開催され、宗教ジャーナリストの鵜飼秀徳氏と蛙企画の篠原匡氏によるトークセッションも予定されています。
おお、写真集か！それは面白そうだね。クラウドファンディングで支援してみようかな。写真展も行ってみたいな。こういう文化を記録に残すのは素晴らしい事だ。
本日は、イタコの文化と現状についてご紹介しました。
伝統を守り、未来へ繋げるための活動を応援していきましょう。
💡 イタコは、死者の霊を呼び出し、故人の言葉を伝える巫女のこと。
💡 恐山大祭や口寄せの技術についてご紹介しました。
💡 イタコの現状と、伝統を継承するための取り組みについてご紹介しました。
