松岡享子氏の功績：児童文学、翻訳家、86年の生涯を振り返る？児童文学界への貢献：言葉と想像力の重要性
児童文学に生涯を捧げた松岡享子。翻訳・創作200冊超、東京子ども図書館設立、国際アンデルセン賞選考委員も務めた。子ども達の想像力育成を重視し、語りや読書で言葉の力を伝えた。数々の受賞歴を持ち、文化功労者としても顕彰されたその功績を辿る。
翻訳家・作家としての功績と作品の世界
松岡氏が重要視した児童書シリーズは？
「パディントン」とヘンリーくん・ラモーナ
翻訳家・作家としての松岡享子氏の功績と作品についてご紹介します。
公開日:2021/10/06
✅ 児童書「くまのパディントン」の紹介記事で、映画化もされているが、筆者は原作の方がパディントンのイメージに合っていると述べている。
✅ パディントンは、ロンドンのパディントン駅でブラウン夫妻に発見され、家に迎えられる。ペルーから来たクマで、介護施設に入る親戚のルーシーおばさんの頼みで面倒を見てもらうことになる。
✅ パディントンシリーズは14冊ほどあり、第1巻ではパディントンがブラウン夫妻の家で様々な騒動を起こす様子が描かれている。
さらに読む ⇒～珠玉の児童書の世界～出典/画像元: https://whichbook.hatenablog.com/entry/2021/10/06/123000「パディントン」シリーズなど、数多くの翻訳を手掛け、子供たちの心に響く作品を世に送り出しているんですね。
ユーモアの重要性を説いているのも興味深いですね。
松岡氏は、翻訳家、作家としても200冊を超える児童書の翻訳・創作を手がけ、研究・評論書も多数執筆しました。
『くしゃみくしゃみ天のめぐみ』や「パディントン」シリーズなど、数々の代表作があります。
特に「パディントン」シリーズとヘンリーくん・ラモーナのシリーズは、子どもの読書過程における重要な時期に読まれるべき作品として、そのユーモアの重要性を強調しました。
ヘンリーくんシリーズは、アメリカ留学中に感銘を受け、自ら翻訳を提案した作品です。
「おはなしのろうそく」シリーズなど、お話（ストーリーテリング）に関する入門書や、幼児から小学生向けの昔話集はロングセラーとなりました。
「パディントン」シリーズ、懐かしいな。子どもの頃、よく読んだよ。今の子たちにも、ぜひ読んでほしいね。
教育者としての顔と受賞歴
松岡享子の功績、一言で言うと？
子どもたちの想像力育成に貢献。
教育者としての顔と受賞歴について見ていきましょう。
✅ 実店舗とイーショップを併売しているため、在庫があっても取り寄せになる場合があり、その際はメールで連絡する。
✅ 「取寄せ」と表記のある商品は、出版社（メーカー）からのお取り寄せに時間がかかり、お客様都合でのキャンセルは不可。
✅ 洋書や予約商品など、一部の商品は取り寄せに時間がかかったり、発売日が変更になる可能性があり、事前に在庫確認も可能。
さらに読む ⇒イーショップ教文館出典/画像元: https://shop-kyobunkwan.com/tcl-002.html受賞歴がすごいですね。
数々の功績が認められていることがよくわかります。
言葉の力、本の力を信じて、子供たちのために尽力された結果ですね。
松岡氏は、子どもたちの想像力育成を重視し、声による語りや読書を通じて言葉の重要性を訴え続けました。
彼女の仕事は「おはなしを広めた人」という言葉で表現され、本を使わない語りを通して国内外の物語を子どもたちに伝えました。
東日本大震災後には被災地での活動も行い、子どもたちに本を届ける支援を続けました。
彼女の活動は、数々の賞の受賞にもつながりました。
サンケイ児童出版文化賞、児童福祉文化賞奨励賞、子ども文庫功労賞、エイボン女性年度賞教育賞、博報賞、日本絵本賞翻訳絵本賞、巌谷小波文芸賞、図書館サポートフォーラム賞、日本児童文芸家協会児童文化功労賞など多数受賞し、2021年には文化功労者に選出されました。
数々の賞の受賞、おめでとうございます。本当に素晴らしい方だったんだね。あの時代に、ここまで子供たちのために尽力した人は少ないだろう。
晩年と受け継がれる想い
松岡享子の絵本、どれから読む？おすすめは？
ピクトブックで112冊をチェック！
晩年と、その想いがどのように受け継がれているのかを見ていきます。
✅ unknownさんの本棚は、2010年以降に読んだ本を主に登録しており、2009年以前の本は記録にある範囲で移植中。
✅ レビューはネタバレありの感想で、絵本の内容も記録。
✅ 登録数は9,172冊、レビュー数は9,069件、レビュー率は98.9％。
さらに読む ⇒ブクログ本棚サービス出典/画像元: https://booklog.jp/users/pikacrayon文化功労者としての受章、心よりお祝い申し上げます。
多くの人に影響を与え、その想いが受け継がれているのは素晴らしいですね。
2022年には、文化功労者として従四位旭日中綬章を受章し、86歳で逝去しました。
彼女の功績は、30年近くそばで支えた張替恵子さんをはじめ、多くの人々に受け継がれています。
ブクログでは、松岡享子の作品のおすすめランキングが公開されており、会員登録すると新刊情報を受け取ることができます。
絵本の情報サイト「ピクトブック」では、松岡氏が翻訳・著書した絵本が112冊紹介されており、ディック・ブルーナ氏の作品など、幅広い年齢層に向けた絵本が掲載されています。
ブクログやピクトブックで、今も作品に触れられるのは嬉しいね。新しい世代にも、松岡先生の作品が届くことを願うよ。
松岡享子氏の生涯と功績を振り返り、改めて言葉と読書の重要性を感じました。
子供たちの未来を育むために、私たちができることについても考えさせられました。
💡 松岡享子氏は、児童文学、翻訳、教育の分野で多大な功績を残した。
💡 彼女の活動は、児童図書館の発展、国際交流、子供たちの読書推進に貢献。
💡 86年の生涯を通して、言葉と想像力の重要性を訴え続けた。
