谷川俊太郎の詩『生きる』とは？絵本化、死生観、展覧会情報もご紹介！谷川俊太郎『生きる』：詩、絵本、死生観、展覧会情報を網羅
国民的詩人・谷川俊太郎の代表作『生きる』。幼少期の空襲体験を経て「生きる」と「死」を深く見つめた詩が、半世紀を超えて愛される理由とは？ 日常の些細な瞬間にある喜び、感情の豊かさを描き出し、私たちに生きることの意味を問いかける。絵本化、アートプロジェクト、追悼文…様々な角度から『生きる』を紐解き、普遍的なメッセージを届ける。現代社会で忘れがちな「生きる」ことの奇跡と喜びを再認識する。
谷川俊太郎の死生観
谷川俊太郎、死生観を語る！死とは一体何？
脱ぎ捨てた洋服、生と死はフェードイン・フェードアウト。
谷川俊太郎さんの死生観に焦点を当てます。
死に対する考え方、老いへの向き合い方、そしてご自身の埋葬方法に対する考えを深掘りします。
公開日:2023/03/01
✅ 谷川俊太郎さんは、死後の自分はもはや自分ではないという感覚を持ちつつも、魂のようなものが残ると考えており、死は生の中にずっと後を引くものだと捉えている。
✅ 死よりも老いを現実的に感じており、親しい人の死後には、時間が経ってからふと悲しくなる経験をしている。また、両親の存在が自分の一部になっていると感じている。
✅ 自身の埋葬方法については、息子や娘に任せる考えで、散骨や土葬など、どのような方法でも構わないとしている。死に方や埋葬方法にも、その人の性格や人となりが現れると考えている。
さらに読む ⇒朝日新聞GLOBE＋：世界のいまを伝えるウェブメディア出典/画像元: https://globe.asahi.com/article/14849146谷川俊太郎さんは、死を「脱ぎ捨てた洋服」と表現されています。
死生観を通して、生と死を繋ぐ視点と考え方を提示しており、非常に興味深いです。
谷川俊太郎は、デビュー70周年を迎え、死生観について語りました。
彼は死を「脱ぎ捨てた洋服」のようなものと捉え、魂のようなものが残ると考えています。
死は瞬間的なものではなく、生の中に後を引くものであり、生と死はフェードイン・フェードアウトの関係にあるという。
幼少期の空襲体験が、死に対する印象を強く残し、20代から詩作において死がテーマとして登場するようになりました。
最近は、死よりも老いをより現実的に感じており、肉体的な衰えを意識しています。
埋葬方法を選ぶ人々については、自分の美意識を大切にしていると捉え、詩人である自分は、詩や文章が現世の記憶として残れば十分としており、散骨や土葬など、どのような方法でも構わないと考えている。
死に対する考え方も、時代によって変わるものですよね。谷川さんのように、自然体で死を受け入れる姿勢は見習いたいです。
詩『生きる』が与える影響
『生きる』詩、何が心に響く？
生きる意味を探求し、希望を与えるから。
詩『生きる』が、様々な分野に与えた影響を紹介します。
倉本聰さんのドラマでの活用事例などを通して、その普遍的なメッセージを探求します。
✅ 倉本聰さんのドラマ『君は海を見たか』で谷川俊太郎の詩「生きる」が重要な役割を果たし、主人公の少年が病室で暗唱するシーンが印象的だった。
✅ ドラマを見た著者は、詩を自分のものにしたいという衝動から書店へ行き、この詩との出会いを経験し、その言葉に感銘を受けた。
✅ 詩「生きる」は、生の肯定と否定の間の淡々とした営みを描き、著者は年齢を重ねてもその詩に心を揺さぶられ、日々の更新が生きることだと捉えている。
さらに読む ⇒信陽堂編集室出典/画像元: https://shinyodo.net/diary/369/ドラマでの使用例からも、この詩が持つ力強さが伝わってきます。
単なる生命維持ではなく、感情や価値観を通して生きる意味を問いかける点が素晴らしいです。
詩『生きる』は、単なる生命維持ではなく、感情や価値観を通して「生きる」意味を問いかけ、私たち自身の日常を深く見つめるきっかけを与えてくれます。
病気と向き合う患者さんにとって、この詩は、日々の辛さの中にも価値があり、感情の豊かさを肯定し、希望や勇気を与えてくれる心の支えとなるでしょう。
この作品は、普遍性と親しみやすさで、多くの人々に愛され続けています。
詩は、生きることの美しさ、苦しみ、そして生命そのものへの讃歌であり、読者に自分自身の「生きる」を問いかけ、癒しと希望を与え、普遍的なメッセージを伝えます。
詩の構造としては、反復と列挙が特徴で、生きることの複雑さを表現しています。
ドラマで使われたことで、さらに多くの方の心に響いたのでしょうね。普遍的なテーマだからこそ、時代を超えて愛されるのでしょう。
展覧会と関連情報
アートプロジェクト『生きてるってどういうこと？』展、次開催は？
開催情報は随時公開予定！
谷川俊太郎さんの詩『生きる』に関する展覧会情報や、関連書籍についてご紹介します。
最新情報をお届けします。
✅ 宮内ヨシオの透明水彩イラストと谷川俊太郎のことばを組み合わせたアート名言集『生きてるってどういうこと？』の発売を記念し、原画展が東京、麻布台ヒルズ、上野で開催されます。
✅ 本書は、谷川俊太郎の詩と宮内ヨシオのイラストを組み合わせ、谷川作品に初めて触れる人からファンまで楽しめる内容で、黒柳徹子さんも絶賛しています。
✅ 原画展では、ポストカードなどのオリジナルグッズも販売され、著者のプロフィールや特設サイトも公開されています。
さらに読む ⇒ エキサイトニュース出典/画像元: https://www.excite.co.jp/news/article/Prtimes_2024-04-15-21468-1788/展覧会や書籍を通じて、谷川俊太郎さんの世界観に触れる機会があるのは素晴らしいですね。
多くの人にその魅力を知ってもらいたいです。
谷川俊太郎の詩「生きる」を題材にしたアートプロジェクト『生きてるってどういうこと？』が開催され、過去の展覧会は、朝日新聞東京本社本館、大垣書店麻布台ヒルズ店、松坂屋上野店で開催されました。
松坂屋上野店では宮内氏のサイン会も行われました。
現在開催予定の展覧会情報は随時公開される予定です。
『生きてるってどういうこと？』のポストカードや、パンダの公式キャラクター「にじいろパンダルンルン」の限定グッズも販売されています。
2024年4月に発売された書籍の重版を記念し、オリジナルポストカードのプレゼントキャンペーンも実施されました。
展覧会に行って、詩の世界観を肌で感じてみたいですね。グッズも気になります！
本日は、谷川俊太郎さんの詩『生きる』について、多角的にご紹介しました。
この詩は、生きる意味を問いかけ、日常を大切にすることの重要性を教えてくれます。
💡 詩『生きる』は、日常の些細な出来事の中に価値を見出し、生きることの喜びを再認識させてくれる普遍的な詩です。
💡 絵本化を通じて、子供たちにもそのメッセージが届けられ、生命の尊さを伝える作品として広がっています。
💡 谷川俊太郎さんの死生観は、死を恐れるのではなく、自然なものとして受け入れる姿勢を示しています。
