笠智衆(かさ ちしゅう)とは?小津安二郎作品を彩った名優の生涯と魅力とは?小津安二郎監督作品を支え、日本映画を代表する名優、笠智衆
熊本生まれの名優、笠智衆。浄土真宗の寺の息子から俳優へ。小津安二郎に見出され、『東京物語』で世界を魅了した。黒澤明、山田洋次監督作品でも活躍し、幅広い世代に愛された。晩年まで妻一筋を貫き、家族との絆を大切にした。没後30年、その波乱万丈な人生と名演を振り返る。昭和を象徴する名優、笠智衆の世界へ。
家族と私生活
笠智衆の家庭環境は?どんな夫婦関係だった?
かかあ天下で妻一筋、幸せな人生。
笠智衆さんの家族と私生活について見ていきましょう。
どのような人物だったのでしょうか。

✅ 笠智衆は、小津安二郎監督に見出され、『晩春』や『東京物語』など、小津作品に欠かせない俳優として活躍。木下惠介、岡本喜八、山田洋次、黒澤明らの監督作品にも出演し、日本の父親像を演じ、日本を代表する老け役として知られた。
✅ 1925年に松竹に入社し、大部屋俳優を経て、1936年の『大学よいとこ』で注目を集めた。その後、小津作品で主演を務める一方、他監督の作品でも脇役として活躍し、1969年からは『男はつらいよ』シリーズにも出演した。
✅ 晩年はテレビドラマにも進出し、向田邦子、倉本聰、山田太一といった著名な脚本家から指名を受けるなど、生涯を通じて幅広い活動を行った。1993年に88歳で死去。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.wikiwand.com/ja/articles/%E7%AC%A0%E6%99%BA%E8%A1%86笠智衆さんの家庭生活は、奥様を支える素敵なものだったのですね。
俳優業だけでなく、家族も大切にしていたことがわかります。
笠智衆は1929年頃に笠花観と結婚し、長男の笠徹と次男の笠鉄三の2人の息子をもうけました。
妻は活発な性格で知られ、家庭は「かかあ天下」でした。
笠智衆は生涯を通じて浮気をせず、妻一筋を貫き幸せな人生を送りました。
長男の笠徹は立教大学卒業後、東宝に入社し、広告制作やPRプロデューサーとして活躍、最終的に東宝AD株式会社取締役を務めました。
孫の笠兼三も俳優として活動するなど、家族も芸能界と縁がありました。
笠智衆さん、かっこいい!浮気もせず、奥様一筋なんて理想的ですね。家族の支えがあってこそ、名優として活躍できたんでしょうね。
晩年と死、そして映画への愛情
笠智衆没後30年、何が企画されている?
企画展で人生と映画愛を振り返る。
笠智衆さんの晩年と、映画への愛情について見ていきましょう。
公開日:2024/10/05

✅ 映画「日本のいちばん長い日」は2015年8月8日に劇場公開されました。
✅ 予告編の視聴や動画配信サービスでの本編視聴が可能です。
✅ 作品に関する特集記事、インタビュー、ニュース、評論、フォトギャラリーなどが公開されています。
さらに読む ⇒映画映画のことなら映画出典/画像元: https://eiga.com/movie/81487/笠智衆さんの映画への愛情が、晩年まで続いたことに感動しました。
晩年の姿も、映画を通して見ることができるのは素晴らしいですね。
笠智衆は、晩年までスマートな体型を維持し、1993年に88歳で永眠しました。
お墓は神奈川県鎌倉市の成福寺にあります。
没後30年を記念して、その波乱万丈な人生と映画への深い愛情を振り返る企画展が開催されます。
長男の笠徹は、映画『日本のいちばん長い日』で父親と共演しました。
笠智衆は、出演作を通じて、老夫婦の愛の形や、死を覚悟した老人の孤独、家族のあり方など、様々なテーマを表現し、その演技は今もなお多くの人々に感動を与え続けています。
笠さんの作品は、何度見ても心に響くんだよなあ。老いていくこと、家族のこと、考えさせられるんだ。
昭和の名優特集と笠智衆
笠智衆とイチロー、昭和のレジェンド!似てる?
SNSで話題!写真比較で似ていると評判。
昭和の名優特集と、笠智衆さんについて見ていきましょう。

✅ 映画監督・小津安二郎と俳優・笠智衆に焦点を当てた展覧会が、神奈川県鎌倉市川喜多映画記念館で開催される。
✅ 小津安二郎監督作品を中心に、笠智衆が出演した映画14本が上映され、ロシアで発見されたフィルムによる『父ありき』の上映も行われる。
✅ 会期中は、活動弁士による活弁付き上映や、小津監督の甥・姪によるトークイベントなど、特別上映も企画されている。
さらに読む ⇒(スパイス)|エンタメ特化型情報メディアスパイス出典/画像元: https://spice.eplus.jp/articles/13017日本映画専門チャンネルで特集が放送されるんですね!ぜひ、笠智衆さんの名演を堪能したいと思います。
イチロー選手に似ているというのも面白いですね。
日本映画専門チャンネルでは、昭和の日(4月29日)に合わせて笠智衆の名演に焦点を当てた特集を放送します。
小津安二郎、黒澤明、木下惠介監督らの作品に出演した笠智衆の作品がラインナップされています。
笠智衆のような昭和の著名人やその子孫に関する情報、昭和に関連する写真や名言などが、昭和をテーマにした情報サイト「昭和ガイド」で紹介されています。
笠智衆はプロ野球選手のイチローに似ていることでも話題になり、SNS上では両者の写真を比較する投稿が多く見られます。
昭和ガイドってサイトがあるんですね、面白そう。あの時代を知らない自分でも、興味深く見れそうです。写真の比較も見てみたいですね。
笠智衆さんの生涯と、映画への愛情が伝わる素晴らしい記事でした。
改めて、笠智衆さんの作品を見たくなりました。
💡 笠智衆は、小津安二郎作品の常連俳優として活躍し、日本映画界に多大な貢献をした。
💡 俳優になる前は寺の息子であり、小津安二郎監督との出会いをきっかけに俳優として成功した。
💡 晩年は『男はつらいよ』シリーズなどにも出演し、幅広い世代から支持を得た。