笠智衆(かさ ちしゅう)とは?小津安二郎作品を彩った名優の生涯と魅力とは?小津安二郎監督作品を支え、日本映画を代表する名優、笠智衆
熊本生まれの名優、笠智衆。浄土真宗の寺の息子から俳優へ。小津安二郎に見出され、『東京物語』で世界を魅了した。黒澤明、山田洋次監督作品でも活躍し、幅広い世代に愛された。晩年まで妻一筋を貫き、家族との絆を大切にした。没後30年、その波乱万丈な人生と名演を振り返る。昭和を象徴する名優、笠智衆の世界へ。
💡 笠智衆は、小津安二郎監督作品の常連俳優として知られ、『東京物語』など数々の名作に出演。
💡 俳優になる前は浄土真宗の寺の息子であり、大学中退後に俳優の道へ進んだ異色の経歴を持つ。
💡 晩年には『男はつらいよ』シリーズやテレビドラマでも活躍し、幅広い世代から支持された。
本日は笠智衆さんの魅力に迫ります。
まずは、笠さんの生涯と、彼の残した功績について、要点をまとめたものからご紹介しましょう。
生い立ちと俳優への道
笠智衆、俳優への道を開いたきっかけは?
父の死と、小津安二郎監督との出会い。
笠智衆の生い立ちから俳優への道のりを見ていきましょう。
どのような人物だったのでしょうか。

✅ 鎌倉市川喜多映画記念館にて、小津安二郎監督と俳優・笠智衆に焦点を当てた展覧会が開催される。
✅ 撮影写真や笠智衆愛用品、「東京物語」のポスターなど貴重な品々が展示され、小津監督作品や笠出演作の上映も行われる。
✅ トークイベントや活弁付き上映も予定されており、詳細は公式サイトで確認できる。
さらに読む ⇒ナタリーポップカルチャーのニュースサイト出典/画像元: https://natalie.mu/eiga/news/160032笠智衆さんの生い立ちや、俳優としてのスタート地点を知ることができました。
貴重な展示会も開催されるのですね。
ぜひ行ってみたいです。
熊本県で生まれた笠智衆は、浄土真宗の寺の息子として育ちました。
大学を中退後、松竹キネマ俳優研究所に入所し俳優の道を志します。
父の死をきっかけに一時郷里に戻りますが、兄に寺を譲り再び上京し、俳優としてのキャリアを本格的にスタートさせました。
松竹に入社後、10年間大部屋俳優として下積みを経験。
その後、小津安二郎監督に見出され、その才能を開花させました。
いやあ、笠智衆さんの若い頃の写真、見てみたいねえ。小津安二郎監督との出会いも、運命だったんだろうなあ。
小津安二郎との出会いと映画俳優としての成功
笠智衆、世界が認めた名優!代表作は?
『東京物語』など小津安二郎作品。
笠智衆さんが小津安二郎監督と出会い、映画俳優として成功を収めるまでの道のりを見ていきましょう。

✅ この記事は、俳優笠智衆さんの評伝「小津安二郎先生の思い出」の感想を中心に、笠さんの俳優としての歩みを振り返っています。
✅ 笠さんは、小津安二郎監督の多くの作品に出演し、特に戦後の作品にはほぼ全て参加。また、「男はつらいよ」シリーズなど、他の監督作品でも活躍し、その存在感を示しました。
✅ 本書は、笠さんの俳優人生と小津安二郎監督との思い出をインタビュー形式でまとめたもので、笠さんの映画作品への愛情と、晩年のエピソードにも触れています。
さらに読む ⇒高橋典幸ブログ出典/画像元: https://blogs.takahashinoriyuki.com/?p=3684笠智衆さんの俳優としてのキャリアが、小津安二郎監督作品との出会いによって大きく花開いたことがよくわかります。
本当に素晴らしいですね。
小津安二郎監督に見出された笠智衆は、『東京物語』をはじめとする数々の名作に出演し、その演技力で世界的な評価を得ました。
小津監督作品への出演を皮切りに、黒澤明、木下恵介、山田洋次など、多くの名監督作品に出演し、日本を代表する名優へと成長しました。
山田洋次監督の『男はつらいよ』シリーズでは柴又帝釈天の住職役を演じ、幅広い世代から親しまれました。
小津監督の作品は、今の時代にも通じる普遍的なテーマを描いているから、多くの人に愛されるんでしょうね。笠さんの演技も素晴らしい。
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