吉行和子、女優人生を振り返る～舞台から映画、そして現在まで、その魅力とは？吉行和子の知られざる素顔: 舞台、映画、そしてプライベート
女優・吉行和子。病弱な少女時代から舞台へ。劇団民藝を経て、唐十郎らの演劇に出会い開花。映画『愛の亡霊』で日本アカデミー賞受賞。舞台への情熱を胸に、映画・ドラマで活躍。88歳で今も現役。吉行淳之介の妹、吉行あぐりの娘。橋爪功との名コンビも魅力。吉行和子の波乱万丈な女優人生を、その作品と共にご紹介。
女優としての転換期と舞台への思い
吉行和子さんが女優としてブレイクしたのはいつ？
1978年
劇団民藝を退団し、アングラ系の芝居に出会ったことで、吉行和子さんは演技の楽しさに目覚めます。
✅ 吉行和子は、劇団民藝を辞めてアングラ系の芝居に参加したことで、初めて芝居の面白さを感じ、心の解放を味わった。
✅ 劇団民藝では常に先輩からのプレッシャーを感じ、自由な表現が難しかったが、アングラ系の芝居では、狭い劇場で観客との距離が近く、一体感を感じながら、自分の潜在能力を引き出すことができた。
✅ アングラ系の芝居を通して、吉行和子は「お客さんと一緒に芝居を作る」という喜びを知り、演じることの楽しさに目覚めた。
さらに読む ⇒ポストセブン出典/画像元: https://www.news-postseven.com/archives/20170513_542960.html?DETAILアングラ演劇との出会いが、女優としての吉行和子さんの表現力を更に開花させたのでしょう。
新しい挑戦だったんですね。
1978年、43歳では大島渚監督作品『愛の亡霊』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞し、女優として更なる評価を得ました。
吉行和子さんは、舞台『アンネの日記』で主演を務めた後、1969年に劇団民藝を退団し、唐十郎らの舞台『少女仮面』に出演したことで、初めてお芝居の楽しさを知りました。
その後、様々な作品に出演し、活躍の場を広げ、1978年には『愛の亡霊』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞しました。
吉行和子さんは、舞台の魅力について、人間の手作りで、丁寧に糸をつむぐことができ、お客さまとの交流を通して大きな喜びを得られる場所だと語っています。
アングラ演劇との出会いが、女優としての吉行和子さんの表現力を更に開花させたのでしょう。新しい挑戦だったんですね。
結婚とプライベート
吉行和子さんはどんな家庭で育ちましたか？
作家・美容師の家庭
結婚と離婚、そして晩年の生活について触れていきます。
吉行和子さんの素顔に迫ります。
公開日:2023/03/02
✅ 吉行和子さんは、幼い頃に父を亡くし、兄、妹、母を相次いで看取り、8年前には107歳の母を亡くして一人になりましたが、寂しさを感じていないと語っています。
✅ これは、家族バラバラな環境で育ち、結婚も失敗に終わった経験から、一人であることに慣れ親しんでいたためだとされています。
✅ 吉行和子さんは、家族と一緒にいるのが楽しいという感覚がなく、むしろ一人の方が生きやすいと感じているようです。
さらに読む ⇒婦人公論｜芸能、事件、体験告白……知りたいニュースがここに！出典/画像元: https://fujinkoron.jp/articles/-/7828?display=full家族との関係性や、自身の結婚観について語る吉行和子さん。
彼女の人生観が垣間見えますね。
吉行和子さんは、28歳で照明技師と結婚しましたが、4年で離婚しました。
結婚については「経験してみたかった」と発言しており、家庭に収まるタイプではなかったようです。
若い頃は病弱で、中学時代から演劇部に所属していました。
大学には進学せず、高校卒業後は劇団に入団。
当初は衣装係を希望していましたが、女優として採用されました。
現在も天真爛漫で、恋愛体質であることが若々しさの秘訣のようです。
吉行和子さんは、作家である吉行エイスケさんと、美容師の吉行あぐりさんの間に生まれた3人兄妹の長女で、兄は小説家の吉行淳之介さん、妹は詩人・小説家の吉行理恵さんです。
結婚生活は短かったようですが、今の吉行さんの生き方を見ると、それもまた彼女らしい選択だったのかもしれませんね。
舞台からの引退と現在
吉行和子さんは、舞台から引退後も女優活動を続けられています。その理由は？
舞台への思いが断ち切れなかったから
舞台から引退後も、映画やテレビドラマで活躍を続ける吉行和子さん。
その活動の様子を見ていきましょう。
✅ 山田洋次監督の最新作「家族はつらいよ」は、結婚50周年を迎える夫婦の熟年離婚騒動を描いた喜劇映画。
✅ 「男はつらいよ」シリーズのキャスト陣に加え、小林稔侍、風吹ジュン、笹野高史、笑福亭鶴瓶らも出演し、豪華な顔ぶれとなっている。
✅ 山田監督は、家族の厄介さやわずらわしさをユーモラスに描きながらも、家族の大切さを改めて気づかせてくれる作品を目指したと語っている。
さらに読む ⇒（スパイス）｜エンタメ特化型情報メディアスパイス出典/画像元: https://spice.eplus.jp/articles/28140現在も女優として活躍されている吉行和子さん。
そのバイタリティは、まさに驚くべきものです。
今後の活躍も楽しみですね。
吉行和子さんは、2008年、73歳で舞台から引退を発表しました。
しかし、2009年にアンコール公演を行い、その後も舞台への思いが断ち切れず、映画やテレビドラマに専念することを表明しました。
2023年には「NHK放送文化賞」を受賞し、ドラマや映画に出演しています。
吉行和子さんは、88歳で現在も女優として活躍されています。
橋爪功とは、夫婦役で数多く共演しており、映画『家族はつらいよ』でも共演。
吉行は橋爪を「謎の男で素敵」「足が綺麗」、橋爪は吉行を「秘密主義」「イヤなやつ」と、互いに冗談を交えながら語り合う仲である。
橋爪功さんとの関係性も素敵ですね。お互いを理解し合っているからこそ、良い作品が生まれるのでしょう。
女優、吉行和子さんの数々の活躍を振り返り、その魅力と、その生き方から、多くのことを学ばせていただきました。
素晴らしいですね。
💡 劇団民藝での葛藤、映画での活躍、アングラ演劇との出会い、そして舞台からの引退と、その女優人生を振り返りました。
💡 日本アカデミー賞受賞など、数々の輝かしい実績を残し、その演技力は高く評価されています
💡 舞台から引退後も、映画やテレビドラマで活躍を続ける吉行和子さんの今後の活躍にも期待しましょう。
