吉行和子、女優人生を振り返る~舞台から映画、そして現在まで、その魅力とは?吉行和子の知られざる素顔: 舞台、映画、そしてプライベート
女優・吉行和子。病弱な少女時代から舞台へ。劇団民藝を経て、唐十郎らの演劇に出会い開花。映画『愛の亡霊』で日本アカデミー賞受賞。舞台への情熱を胸に、映画・ドラマで活躍。88歳で今も現役。吉行淳之介の妹、吉行あぐりの娘。橋爪功との名コンビも魅力。吉行和子の波乱万丈な女優人生を、その作品と共にご紹介。
💡 劇団民藝でのデビューから、映画、テレビドラマでの活躍、舞台での葛藤と転換期まで、女優としての歩みを追います。
💡 大島渚監督作品『愛の亡霊』での日本アカデミー賞受賞など、数々の名作への出演を通して、その演技力を紐解きます。
💡 舞台からの引退、そして現在に至るまで、吉行和子の女優としての生き方、そしてその魅力の根源に迫ります。
それでは、吉行和子さんの生い立ちから、女優としてのキャリアを年代ごとに追っていきましょう。
まずは、少女時代についてです。
女優を目指した少女時代と劇団民藝でのデビュー
吉行和子さんは、どんなきっかけで女優の道へ?
劇団「民藝」の舞台に感動
吉行和子さんは、女優を目指し、劇団「民藝」で女優デビューを果たします。
しかし、当初は苦悩の日々だったようです。

✅ 吉行和子さんは、劇団「民藝」に入団後、初舞台の「アンネの日記」では主演を務めたものの、観客に嫌われていると感じ、舞台に立つことを苦痛に感じていた。しかし、先輩から「彼女は体が弱いし、引っ込み思案だから続かないでしょう」と言われたことで、悔しさから女優を続ける決意をした。
✅ 吉行さんは、義父の娘にだけ布団をかけている場面を見て、早く家を出て自立したいと強く思うようになった。
✅ 劇団「民藝」は、舞台収入だけでは運営が難しく、役者は映画や広告出演で得た収入を劇団に入れているため、吉行さんの収入は少なく、華やかな役どころは少なく、地味な役柄ばかりだった。しかし、唐十郎や寺山修司らの演出を観て、才能あふれる演出家たちの芝居に強い刺激を受け、新しい世界への扉を開く決意をし、劇団「民藝」を退団した。
さらに読む ⇒こいもうさぎのブログ出典/画像元: https://koimousagi.com/36973.html舞台での苦悩を乗り越え、女優を続ける決意をされた吉行和子さん。
様々な経験を通して、女優としての道を歩み始めます。
吉行和子さんは、1935年8月9日生まれの女優です。
幼少期は病弱で、家で過ごすことが多く、本を読むことが好きでした。
中学3年生の時に劇団「民藝」の舞台を観て、女優に憧れるようになります。
高校3年生の時に、劇団「民藝」の募集に応募し、裏方志望だったものの、女優として採用され、1957年、22歳の時に舞台『アンネの日記』で女優デビューを果たしました。
しかし、体が弱かったため、当初は女優を辞めようと考えていました。
劇団「民藝」での生活は厳しく、月給は30歳まで2万円のみでした。
その後、唐十郎さん、寺山修司さん、鈴木忠志さんらの演劇に刺激を受け、1969年、34歳で「劇団民藝」を退団し、唐十郎らの舞台『少女仮面』に出演しました。
この舞台で初めてお芝居の楽しさを知り、その後、様々な作品に出演し、活躍の場を広げました。
舞台に立つことを苦痛に感じながらも、女優を続ける決意をしたというエピソードに、強い意志を感じますね。辛抱強い方だったのでしょう。
映画・テレビドラマでの活躍
吉行和子さんの代表作は?
映画、ドラマ、舞台など多数
映画デビュー後、数多くの作品に出演し、日本を代表する女優へと成長していく姿は、まさに圧巻です。

✅ 吉行和子は1935年生まれの女優で、舞台「アンネの日記」でデビュー後、日活映画で活躍しました。
✅ その後、フリーで活動し、大島渚監督の「愛の亡霊」で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞するなど、映画、ドラマにおいて数多くの作品に出演しました。
✅ 2008年に舞台からは引退しましたが、映像作品での活動は続け、現在も活躍しています。
さらに読む ⇒映画映画のことなら映画出典/画像元: https://eiga.com/person/75853/数々の映画、ドラマで活躍された吉行和子さん。
様々な役を演じ、観客を魅了し続けてきました。
その才能は素晴らしいですね。
吉行和子さんは、1959年の映画『にあんちゃん』と『才女気質』で映画デビューを果たし、その後、数多くの映画作品に出演しました。
代表作には『キューポラのある街』『愛の亡霊』『犬死にせしもの』『雪国』『おくりびと』『東京家族』などがあります。
テレビドラマでは1957年の『彗星現る』から始まり、こちらも数多くの作品に出演しています。
代表作には『太陽にほえろ!』『3年B組金八先生シリーズ』『松本清張シリーズ』などがあります。
映画やテレビドラマだけでなく、舞台やラジオドラマなど、幅広く活躍されています。
大島渚監督の『愛の亡霊』での受賞は、大きな転換点だったでしょうね。様々な作品で活躍されている姿は、まさにレジェンドです。
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女優・吉行和子。43歳で日本アカデミー賞受賞後、舞台引退も撤回! 88歳現役で活躍。橋爪功との軽妙な関係も魅力。天真爛漫な生き方が輝く秘密。