93歳現役介護職員 細井恵美子さんとは?70年以上の介護人生から学ぶこととは?93歳現役介護職員 細井恵美子の70年
91歳、現役介護職員の細井恵美子さん。70年間、看護師として人々の人生に寄り添い、訪問看護の先駆けとしても活躍。戦争、両腕を失った男性との出会い、そして介護施設での奮闘…細井さんの人生は、他者を支えることへの深い愛情と、年齢を超えた情熱に満ちています。「その方らしく、生ききれるように」と語る彼女の姿は、私たちに生きる意味を問いかけます。
💡 細井恵美子さんは、70年以上にわたり看護、介護の現場で活躍。その経験と思いは多くの人々に影響を与えています。
💡 細井さんは、認知症の利用者への接し方を学び、個々の尊厳を尊重したケアを実践。その姿勢は、利用者や家族に安心感を与えています。
💡 細井さんは、訪問看護の先駆者として、高齢者の在宅復帰を支援。その功績は、現代の介護にも繋がっています。
本日は、93歳で現役として働く介護職員、細井恵美子さんの介護人生を紐解いていきます。
彼女の長きにわたる経験と想い、そこから私たちが学べることとは何でしょうか。
70年の介護人生 細井恵美子さんの歩み
91歳で現役の介護職員、細井さんの仕事の原点は?
看護師から始まった
細井さんの70年を超える介護人生は、まさに日本の介護の歴史そのものですね。
戦争の傷跡から始まった看護師としてのキャリア、そして訪問看護の開始。
その決意と行動力には感銘を受けます。

✅ 細井恵美子さんは、終戦後間もない1948年から看護師として働き始め、シベリア抑留中に凍傷で両腕を失った男性患者の世話を担当しました。退院が決まった際に、患者の写真を見て、彼が家族のもとに帰った後どのように生きていくのかを考え、涙しました。
✅ 細井さんは、その後、いくつかの病院で勤務し、37歳で京都南病院の総婦長に就任しました。そこで退院後の人生をサポートするため訪問看護をスタートし、「山城ぬくもりの里」の開設にも携わりました。
✅ 細井さんは、70年以上にわたって看護、介護、ケアの現場に立ち続けており、認知症の利用者に対しても、相手の反応を理解しようと努め、個々の利用者の尊厳を尊重しながら、可能な限り元の状態に戻れるようにサポートしています。細井さんの存在は、利用者の家族や同僚にとっても大きな安心感を与えています。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/212565?page=3細井さんの患者さんへの思いやり、特にシベリア抑留経験者の退院後の生活を案じたエピソードは、心を揺さぶられます。
そこから訪問看護を始めたというのも素晴らしいですね。
細井恵美子さん(91歳)は、京都府木津川市の介護施設「山城ぬくもりの里」で週3回勤務する現役の介護職員です。
70年間にわたって働き続ける細井さんは、戦後すぐの1948年から看護師として働き始め、両腕を失った男性患者の退院後の生活を案じて涙した経験があります。
その後、訪問看護をスタートし、「山城ぬくもりの里」の開設にも携わりました。
細井さんは、介護の仕事を通して、利用者に寄り添い、その人らしい生活を支えることの大切さを教えてくれます。
いやあ、すごいねえ。70年も介護の現場にいるなんて、まさに生きるレジェンドだよ。戦争の時代から、こんなにも人のために尽くしてきた人がいるなんて、頭が下がるね。
看護師から介護職員へ 変化と成長
細井さんはどんな人生を送ってきたの?
看護師として多くの人を支えてきた
細井さんが、看護師から介護職員へと職を変えられた経緯、その背景にある思いに心を打たれます。
医療と介護の橋渡しをしたいという思い、素晴らしいですね。
公開日:2023/05/21

✅ 92歳の細井恵美子さん(京都府宇治市)は、70年以上医療と介護の現場に立ち続けている介護職員です。
✅ 細井さんは、3年前に大腿骨を骨折し、車椅子生活になりましたが、リハビリを経て職場に復帰し、認知症の利用者さんの接し方や介護の心得を学びながら、今も週3回勤務しています。
✅ 細井さんは、戦争で傷ついた人々の看護からキャリアをスタートさせ、看護師の仕事にやりがいと誇りを感じていたと語っています。定年後は介護に軸足を移し、医療と介護の橋渡しをしたいという思いで、現在の施設「山城ぬくもりの里」で働き続けています。
さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/articles/ASR5M4W13R4PPLZB004.html大腿骨を骨折されても、リハビリを経て職場復帰されたという事実に、驚きと感動を覚えます。
細井さんの、諦めない姿勢、学び続ける姿勢は、私たちも見習うべきですね。
細井さんは、15歳で看護婦養成所に入学し、戦争で傷ついた人々を看護する中で、人生への思いを深めました。
その後、様々な病院で経験を積み、36歳で京都南病院に就職し、総婦長として看護師たちを統率しました。
1986年には、高齢者の在宅復帰を支援する「老人保健施設」の制度が誕生し、細井さんは自ら副施設長として施設を立ち上げました。
現在も、京都府宇治市の施設で介護職員として働き続けており、「その方らしく、生ききれるようにお手伝いをしたい」という強い思いを持っています。
本当に素晴らしいですね。細井さんのように、長く医療と介護の現場を支えてきた方がいるからこそ、今の日本の医療は成り立っているのだと思います。尊敬します。
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93歳現役看護師、細井さん。訪問看護の先駆者として、人々の笑顔のために情熱を注ぐ!年齢を重ねても輝き続ける姿に感動!