乙羽信子、映画女優としての軌跡とは？～宝塚から映画界、新藤兼人との愛～？乙羽信子の輝かしい軌跡

公開日: 2025-04-23

最終編集: 2025-04-23

宝塚歌劇団から映画界へ。乙羽信子は『裸の島』で世界を魅了した名女優。新藤兼人監督との出会い、晩年の『おしん』での熱演。激動の昭和を生き抜き、映画史に名を刻んだ。その鮮烈な人生と、代表作『裸の島』に込められた想いとは？稀代の女優の波乱万丈な生涯を振り返る。

📘 この記事で分かる事！

💡 宝塚歌劇団で活躍後、映画界へ転身。数々の名作に出演し、昭和を代表する女優となる。

💡 新藤兼人監督との出会い、不倫愛を経て結婚。公私ともにパートナーとして映画制作に携わる。

💡 晩年は病と闘いながらも、女優として最期まで作品を作り続けた。その生き様は多くの人々に感動を与えた。

それでは、乙羽信子さんの輝かしい軌跡を、彼女の宝塚時代から映画界での活躍、そして新藤兼人監督との出会いを通して紐解いていきましょう。

宝塚時代と映画界へ

乙羽信子はどこで生まれたの？

鳥取県米子市

乙羽信子さんの宝塚時代から映画界デビューまでを振り返ります。

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乙羽信子さんが宝塚歌劇団から映画界へと進出した経緯がよく分かりました。

当時の日本のエンターテイメントの変遷を感じますね。

乙羽信子は、1924年10月1日、鳥取県米子市で生まれました。

幼少期から花柳流の日本舞踊を習い、歌も得意としていました。

1937年には宝塚音楽学校に入学し、1939年に宝塚歌劇団に入団。

戦後の宝塚歌劇団第一期黄金時代を支え、1950年に退団しました。

宝塚歌劇団、懐かしい響きじゃ。戦後の宝塚はまさに黄金期だった。乙羽さんの活躍、その時代を彷彿とさせるね。

乙羽信子はどんな映画でスターになった？

「愛妻物語」

乙羽信子さんの映画界での活躍と、新藤兼人監督との出会いについてです。

裸の島

✅ 「裸の島」は、瀬戸内海に浮かぶ小さな島で、夫婦と二人の子供たちが自然と闘いながら生活する姿を描いた新藤兼人監督の映画です。

✅ セリフを一切排除し、映像だけで物語を語るサイレント映画的な手法を用いており、厳しい自然環境の中で懸命に生きる人間の姿が美しく描かれています。

✅ 撮影は、スタッフと俳優わずか10数名で小島にこもり、主人公たちと同じように黙々と撮影が行われました。黒田清己による撮影と林光の音楽も見どころです。

「裸の島」は本当に素晴らしい作品ですよね。

セリフがないことで、人間の本質がより際立って感じられます。

宝塚退団後、乙羽信子は映画会社の大映に入社し、1950年にデビュー。

翌年の『愛妻物語』での演技が評価され、映画界でもスターの地位を確立しました。

その後、新藤兼人監督と出会い、1952年から彼の自主制作映画に出演。

大映を退社して『近代映画協会』の同人となりました。

1960年公開の『裸の島』は、セリフが一切なく、登場人物も狭い島で働く夫婦だけという実験的な映画で、世界的に高い評価を受けました。

1960年頃からテレビドラマにも出演し、1983年のNHK連続テレビ小説『おしん』では主人公・おしんの晩年期を演じ、国内外で新たなファンを獲得しました。

「裸の島」か。芸術作品という感じだな。セリフがないっていうのがすごい。映画って奥深いねぇ。

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