石原裕次郎:映画、スター、そして愛と絆の軌跡は?永遠のスター、石原裕次郎の生涯を振り返る
昭和を代表する銀幕スター、石原裕次郎。180cm超えのルックスと圧倒的な存在感で、日活映画黄金期を牽引した彼の波乱万丈な生涯を紐解きます。兄・石原慎太郎との出会い、駆け落ち同然の結婚、石原プロの設立と渡哲也との絆、そして病との壮絶な闘い...。映画、音楽、ドラマ、その全てで輝き続けた裕次郎の魅力を余すことなく伝える、永久保存版。
💡 石原裕次郎の生い立ちから、日活黄金期のスターとしての活躍を解説。
💡 石原裕次郎の俳優としての才能、そして歌手としての顔に迫る。
💡 石原プロモーション設立、渡哲也との絆、病との闘いなど、波乱万丈の人生。
それでは、石原裕次郎の輝かしい軌跡を紐解いていきましょう。
まずは、彼の鮮烈なデビュー作から。
石原裕次郎の輝かしい軌跡
石原裕次郎のデビューのきっかけは?
兄の推薦
石原裕次郎の輝かしいデビュー作「狂った果実」を中心に、その衝撃と影響を解説。
公開日:2018/06/23

✅ 1956年公開の映画「狂った果実」は、石原慎太郎原作、中平康監督による青春映画で、太陽族と呼ばれる戦後の裕福な若者たちの享楽的な反社会的な生き様を描いている。
✅ 映画は、石原裕次郎演じる夏久と津川雅彦演じる春次兄弟、そして北原三枝演じる恵梨の三角関係を軸に、当時の社会に対する若者の反発や葛藤を描き、その衝撃的な結末は、フランスのヌーベルバーグやアメリカン・ニューシネマを彷彿とさせる。
✅ 石原裕次郎の存在感と中平康監督のシャープな映像表現が光る本作は、日本映画史における名作であると同時に、前衛作、問題作であり、何度観ても面白い映画である。
さらに読む ⇒サライ|小学館の雑誌『サライ』公式サイト出典/画像元: https://serai.jp/hobby/312240作品の持つ映像美、若者の葛藤、そして裕次郎さんの圧倒的な存在感…何度観ても飽きませんね。
石原裕次郎は、1934年12月28日生まれの昭和を代表する人気スターです。
日活映画の黄金期を牽引し、182cmという公称身長で、日本人離れしたスタイルをアピールしていましたが、実際は178cmだったと言われています。
戦後日本の高度経済成長期に活躍し、「もはや戦後ではない」を象徴する存在として、銀幕スターとして人気を博しました。
石原裕次郎の映画デビューは、兄である石原慎太郎の推薦がきっかけでした。
慎太郎は作家として活躍し、後に政治家として東京都知事を務めた人物です。
裕次郎は俳優を目指して東宝や日活のオーディションを受けましたが、不合格。
しかし、慎太郎の芥川賞受賞作『太陽の季節』が映画化される際に、慎太郎が裕次郎を推薦したことで、映画デビューを果たしました。
その後、『狂った果実』で主演を務め、一躍スターダムにのし上がりました。
裕次郎は、日活映画の黄金期を牽引する存在となり、数々の名作映画に出演しました。
いやあ、懐かしいねえ。あの頃の映画は、今とはまた違う魅力があったもんだよ。
愛と約束の物語
石原裕次郎と石原まき子の結婚、どんな苦労があった?
慣れるまで8年
愛と約束、石原裕次郎と石原まき子さんの結婚生活に見る愛の形。
公開日:2024/07/18

✅ 「太陽の季節」の弟版ともいえる作品で、兄夏久とは対照的に純粋な弟春次が、大人の世界に足を踏み入れる様子が描かれている。
✅ 春次は出会った女性恵梨に恋をするが、兄夏久も恵梨に惹かれてしまい、二人の関係は複雑に絡み合う。
✅ 最終的には、春次は恵梨を救おうとした結果、悲劇的な結末を迎える。
さらに読む ⇒映画映画のことなら映画出典/画像元: https://eiga.com/movie/36138/お互いを尊重し、支え合う姿はまさに理想の夫婦ですね。
結婚生活も大変だったようです。
石原裕次郎と石原まき子さんの出会いは、裕次郎さんのデビュー作『太陽の季節』の映画化でした。
その後、裕次郎さんの初主演映画『狂った果実』での共演を機に交際を始めます。
当時の芸能界ではトップスター同士の恋愛はご法度だったため、2人は駆け落ち同然でアメリカへ婚前旅行へ行き、社長から結婚を許されました。
結婚後、裕次郎さんはまき子さんに対し、「お酒は飲みます」「お友達は家へたくさん来ます」「ネオン街から足は洗いません」という約束をし、まき子さんはそれを許し続けました。
しかし、慣れるまでには8年かかったそうです。
トップスター同士の結婚って、大変だったんですね。でも、素敵なエピソードだわ。
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