Just Known Logo Menu opener

田房永子『女40代はおそろしい』を読む:40代女性たちのリアルな日常と、ミサンドリー?『女40代はおそろしい』が描く、40代女性たちのリアルな生活

男性不信からミサンドリーへ。漫画家・田房永子が、40代女性のリアルを描く。自身の男性嫌悪の原因を探求し、『女40代はおそろしい』では、仕事、家庭、性に悩む女性たちの姿を描く。社会のA面/B面の視点を通して、見過ごされがちな問題に光を当て、夫との葛藤や息子との関係を通して、男性観を再構築していく姿を描く問題作。

田房永子『女40代はおそろしい』を読む:40代女性たちのリアルな日常と、ミサンドリー?『女40代はおそろしい』が描く、40代女性たちのリアルな生活

📘 この記事で分かる事!

💡 40代女性のリアルな仕事、家庭、性の問題をテーマにした漫画『女40代はおそろしい』の紹介。

💡 漫画家・田房永子氏の過去の経験や、ミサンドリーとの向き合い方について解説。

💡 共働き夫婦のリアルな問題、夫との関係修復への試みなど、作品を通して描かれるテーマを提示。

今回の記事では、漫画家・田房永子さんの作品『女40代はおそろしい』を中心に、40代女性が直面する様々な問題について掘り下げていきます。

ミサンドリーとの出会いと、社会のA面/B面

田房永子が気づいた社会の二面性とは?

A面(コントロール可)とB面(不可)

初めに、田房永子氏の作品に見られるミサンドリーと、社会のA面/B面という概念について見ていきましょう。

二つの側面から、女性の生きづらさを紐解きます。

女性は「ママ」になると「社会のB面」の住人にさせられる(田房 永子,清田 隆之)
女性は「ママ」になると「社会のB面」の住人にさせられる(田房 永子,清田 隆之)

漫画家・田房永子氏と、恋バナ収集ユニット代表の清田隆之氏の対談記事。二人は、女性と男性それぞれの生きづらさについて、社会の「A面」と「B面」という概念を用いて考察している。

さらに読む ⇒現代ビジネス | 講談社 @gendai_biz出典/画像元: https://gendai.media/articles/-/84542

田房氏の妊娠を機に、社会のB面を認識したというエピソードは印象的ですね。

A面とB面の対比は、社会構造を理解する上で非常に有効な視点だと思います。

漫画家・田房永子は、過去の痴漢被害や恋愛経験、エロ本記事執筆などを経験し、男性不信からミサンドリー(男性嫌悪)を抱くようになりました。

0歳の息子の中に「男性としての眼差し」を感じたことをきっかけに、自己の問題としてこの現象を認識し、男性嫌悪の原因を探求する中で、自身の生育環境から男性に対する嫌悪感がそれほどない読者との対比を通して、男性観の違いを浮き彫りにします。

妊娠を機に優先エレベーターの使用を通して、これまで見えていなかった社会の「B面」(育児、病気、天災など、人間の力ではどうしようもない世界)を初めて認識し、社会にはA面(会社、学校、ルールなど、ある程度コントロールできる世界)とB面の二つの側面があることに気づきます。

この「A面/B面」の概念は、同じ社会に存在する二つの異なる側面を指し示し、A面の人々が気づかない「無知」が、B面にいる人々の負担になっていることを指摘します

そうした社会構造の中で、田房永子は男性嫌悪と向き合いながら、息子との関係を模索し始めます。

40代女性たちのリアルな現実:仕事、家庭、そして性

40代女性のリアルな苦悩を描いた漫画のテーマは?

仕事、家庭、性に関する様々な問題

続いて、40代女性たちが直面するリアルな現実について見ていきましょう。

仕事、家庭、そして性。

様々な問題が浮き彫りになる作品の内容に迫ります。

女40代はおそろしい
女40代はおそろしい

フリーデザイナーの丸山ふさ子(40歳)の収入半減をきっかけに、仕事、家庭、性に関する様々な問題が浮上します。

さらに読む ⇒幻冬舎plus|自分サイズが見つかる進化系ライフマガジン出典/画像元: https://www.gentosha.jp/series/onna40daiwaosoroshii?srsltid=AfmBOooG4FrpNBNYRON5Ejh_lUQjXT02Q--y0r-G_QNQdc1vZfTk6F22

フリーデザイナーの丸山ふさ子さんの収入半減をきっかけに、様々な問題が浮上するというのは、非常に現実的ですね。

40代女性の苦悩が伝わってきます。

田房永子の最新作『女40代はおそろしい』は、40代女性が直面する様々な困難を描いた中年クライシス漫画です

フリーデザイナーの丸山ふさ子、女社長のカオリ、一般企業で働くまいを主人公に、収入減、義母問題、夫との関係悪化、加齢による変化、部下との不倫など、仕事、家庭、性に関する様々な問題に直面する女性たちの姿を描いています。

特に、夫との関係が悪化した女社長カオリが女性用風俗を体験するエピソードは、40代女性のリアルな苦悩を浮き彫りにしています。

収入半減の危機と、共働き夫婦の行方

40代女性たちの悩みとは?仕事、家庭、そして…?

収入減、家事育児、人間関係、そして変化!

3つ目は、収入半減という危機に直面した共働き夫婦の行方についてです。

家事分担や夫との関係性など、具体的な問題を通して作品を読み解いていきます。

あんなにあった収入はどこに消えた?」収入が減って、急に将来が不安になる…/女40代はおそろしい
あんなにあった収入はどこに消えた?」収入が減って、急に将来が不安になる…/女40代はおそろしい

40代のフリーデザイナーである丸山ふさ子とその夫の共働き夫婦が、収入減、家事育児分担、夫の監視といった問題に直面する様子を描いた漫画です。

さらに読む ⇒ダ・ヴィンチWeb出典/画像元: https://ddnavi.com/article/d1419896/a/

収入減少、家事分担、夫との関係悪化… 40代の共働き夫婦が直面する問題は、現代社会の縮図ですね。

リアルな描写に、深く共感する人もいるのではないでしょうか。

40歳のフリーデザイナーである主人公・丸山ふさ子は、収入減少に直面し、共働き夫婦の家事・育児分担、仕事の停滞といった問題にも直面します。

また、義母との関係、夫との問題、加齢に伴う問題など、様々な困難に苦しんでいます。

彼女の友人であるキャリアウーマンのまいや起業家のかおりも、それぞれ40代ならではの危機に陥っており、仕事、家庭、そして性に関する問題に直面しています。

夫との関係修復への試み:対話と葛藤

田房永子は、夫との関係から何を学んだ?

男性観を修正し、息子との関係を築いた。

最後に、夫との関係修復への試みについて見ていきます。

対話と葛藤を通して、夫婦関係がどのように変化していくのか、作品から読み解いていきます。

ワンオペに怒り心頭だった妻が「大黒柱」になって起きたこと。漫画家・田房永子に聞く夫婦

公開日:2020/03/12

ワンオペに怒り心頭だった妻が「大黒柱」になって起きたこと。漫画家・田房永子に聞く夫婦

漫画家・田房永子氏の作品『大黒柱妻の日常』は、妻が一家を支える夫婦の関係を描き、現代の家族における男女の役割分担や固定観念を問いかけている。

さらに読む ⇒Business Insider Japan|ビジネス インサイダー ジャパン出典/画像元: https://www.businessinsider.jp/article/208974/

田房永子氏が、ミサンドリーと向き合いながら、夫との関係を修復しようとする姿は、共感できる点が多いと思います。

自己との対話、そして関係性の模索…。

ミサンドリーと向き合うために、田房永子は夫との関係性を見つめ直します。

第二子出産後の大変な時期を夫と乗り越えようとしますが、最終的には大喧嘩に発展してしまいます。

しかし、田房は自らの男性観を修正し、息子との関係を築くために努力する姿が描かれています。

読者は、弟との関係や、男性の「男らしさ」に対する違和感から、男性への同情的な感情を持つに至った自身の考えを交え、著者の男性観が形成された背景を考察します。

今回の記事では、漫画『女40代はおそろしい』を通して、40代女性のリアルな日常と、その中で直面する問題についてご紹介しました。

様々な視点から考えさせられる作品ですね。

🚩 結論!

💡 田房永子氏の作品に見る、ミサンドリーと社会のA面/B面という概念。

💡 40代女性が直面する、仕事、家庭、性に関するリアルな問題。

💡 共働き夫婦の収入減、関係修復への試みを通して描かれる、現代社会の課題。