十五代目片岡仁左衛門とは？上方歌舞伎を代表する名優の軌跡を紐解く？文化勲章受章記念！片岡仁左衛門、華麗なる一族と未来への展望

華麗なる家系と家族構成

十五代目片岡仁左衛門のロングインタビューをまとめた書籍『仁左衛門恋し』。

その内容から、役者としてのこだわり、プライベート、そして死生観まで、その魅力に迫ります。

仁左衛門恋し」片岡仁左衛門ロングインタビュー、当代随一の２枚目役者の半生と芸と家族を語る【書評】

公開日:2019/05/27

✅ 十五代目片岡仁左衛門のロングインタビューをまとめた書籍「仁左衛門恋し」について、芸に対するこだわりやプライベート、死生観など、その魅力が詰まっている。

✅ ノンフィクション作家の小松成美氏によるインタビューで、役者としての自身の在り方や、当たり役である菅丞相を演じる上でのストイックな役作りが語られている。

✅ 坂東玉三郎との舞台でのエピソードとして、プライベートではほとんど会わなかったものの、芸を巡る激しい議論やケンカがあったことなどが紹介されている。

さらに読む ⇒歌舞伎三昧出典/画像元: https://kabukist.com/syohyonizaemonkoishi-570

書籍を通して、仁左衛門さんの内面に触れることができるのは貴重ですね。

役作りに対するストイックさや、坂東玉三郎さんとのエピソードなど、興味深い内容です。

十五代目仁左衛門は、十三代目仁左衛門の三男として生まれ、兄や弟たちと共に歌舞伎の世界へ進みました。

家系図を辿ると、父に十三代目片岡仁左衛門、長兄に五代目片岡我當、次兄には人間国宝である二代目片岡秀太郎（片岡愛之助の養父）がいます。

妻は博江で、長男は片岡孝太郎、長女は元宝塚歌劇団員の片岡サチ、次女は永谷園の創業者一族と結婚しています。

孫には片岡千之助と片岡孝明がおり、まさに歌舞伎役者の名門一家です。

へー、仁左衛門さんってあんなすごい人だったんだ。プライベートな話も興味あるな。レトロカルチャー好きとしては、これは見逃せない。

未来を担う子供たち

未来を担う子供たちとして、十五代目片岡仁左衛門と片岡千之助の共演に注目します。

喜寿を迎える仁左衛門と、孫である千之助との『連獅子』。

その舞台裏に迫ります。

片岡仁左衛門と片岡千之助が語る、今だからこその『連獅子』～歌舞伎座『吉例顔見世大歌舞伎』取材会レポート

✅ 片岡仁左衛門と片岡千之助が、11月の歌舞伎座で『連獅子』を演じることになり、仁左衛門は喜寿77歳で親獅子を、千之助は仔獅子を演じる。

✅ 仁左衛門は35年前に見た中村勘三郎の『連獅子』に感銘を受け、孫の千之助との共演を願っていた。千之助は祖父との共演を喜び、21歳となった今の自分なりの表現を目指す。

✅ 仁左衛門は、年齢を重ねた中で、親獅子の貫禄を表現することを意識し、従来の『連獅子』とは異なる、ゆったりとした親獅子を表現しようとしている。

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仁左衛門さんと千之助さんの『連獅子』、素晴らしいですね。

世代を超えた共演は、観客にとっても感動的なものになるでしょう。

片岡千之助は、名門・片岡家に生まれ、祖父の十五代目仁左衛門と11歳で「連獅子」で共演し、注目を集めました。

父親は歌舞伎とテレビで活躍する片岡孝太郎、母親は実業家の田原博子で、日本舞踊の名取でもあります。

片岡孝太郎は再婚しており、千之助には21歳年下の弟がいます。

千之助は、父親との稽古や会話を通じて父子関係を築き、父の言葉を糧に成長しています。

千之助さん、大きくなったなあ。仁左衛門さんの親獅子、どんな風になるのか楽しみじゃ。親子二代、三代で芸を継いでいくのは、素晴らしいですね。

本日は、十五代目片岡仁左衛門を中心に、その華麗なる一族と未来への展望についてご紹介しました。

今後のご活躍も楽しみですね。