三原市の歴史と文化を探る旅:川口家文書と三島(静岡県三島市)の繋がりとは?三原市と三島市の歴史的繋がり:川口家文書と故信上人
三原市教育委員会が、郷土資料目録を公開!旧三原市立中央図書館の書籍、上田家文書、そして貴重な川口家文書など、地域の歴史を紐解くPDF資料が勢ぞろい。特に注目は、三島の成り立ちを語る「川口家先祖の図」。武田家の影と浄土真宗が交錯する中世末期のドラマを、あなたの目で確かめて! 市民の歴史理解を深める、必見の情報です!

💡 三原市に残る貴重な古文書、川口家文書についてご紹介します。
💡 三島市で開催された企画展「三島の成り立ち」で展示された資料について解説します。
💡 三島と甲斐国の繋がり、そして三原市への影響について考察します。
それでは、三原市の歴史を紐解き、三島との意外な繋がりを探る旅に出かけましょう。
三原市に残る歴史の足跡
三原市の郷土資料、どこで見れる?
三原市教育委員会HPでPDF公開!
今回は、三原市に現存する貴重な歴史資料、川口家文書に焦点を当てます。
江戸時代の三原の姿を伝える古文書群について見ていきましょう。

✅ 川口家文書は、江戸時代に三原西町で酒造業を営み、町年寄も務めた東川口家に伝来した10,000点以上の古文書群である。
✅ 川口家は、関ヶ原の戦い後に広島に入封した福島正則に招かれ三原に移住した川口久右衛門尉宗助を始祖とし、町人として三原の町割りを担い酒造業で発展した。
✅ これらの文書は、昭和10年に当主から寄贈され、当時の三原の町の様子を知る貴重な資料となる。
さらに読む ⇒ 三原市ホームページ出典/画像元: https://www.city.mihara.hiroshima.jp/soshiki/50/149802.html川口家文書は、当時の三原の町の様子を知る上で非常に貴重な資料ですね。
10,000点以上の古文書とは、膨大な量です。
三原市教育委員会教育部文化課は、郷土資料の目録を公開し、市民が地元の歴史に触れる機会を提供しています。
旧三原市立中央図書館に保管されていた書籍を中心とした郷土資料目録に加え、上田家文書目録、そして古文書整理ボランティアの活動成果に基づいた川口家文書目録がPDF形式で公開されています。
閲覧にはAdobe Readerが必要ですが、各目録へのリンクが提供されており、誰でも手軽にアクセスできるようになっています。
また、郷土資料の閲覧方法についても案内があり、問い合わせは文化課文化財係が受け付けています。
これらの情報公開は、三原市の文化財に関する情報へのアクセスを容易にし、地域への理解を深めることを目的としています。
三原の町割りを担った町人や酒造業者の古文書から、当時の生活や文化が垣間見えるのは興味深いですね。
三島と甲斐国の繋がり:川口家と故信上人
三島の歴史を語る絵画、その名は?
川口家先祖の図。
続いて、三島市で開催された企画展「三島の成り立ち」で展示された資料についてご紹介します。
三原市との意外な繋がりが見えてきます。
公開日:2024/09/10

✅ 三島市加屋町の林光寺で開催される、浄土宗開宗850年を記念した慶讃法要について、副住職へのインタビュー記事。
✅ 法要は10月6日(日)に開催され、記念法話、記念法要(引声念仏)、雅楽演奏が行われる。予約が必要で、締め切りは9月25日。
✅ 法要では、浄土宗の教えや念仏の意味を学べる他、普段聞けない引声念仏や雅楽演奏が披露される。
さらに読む ⇒ボイスキュー出典/画像元: https://777fm.com/blog/post-16054/浄土宗の教えや念仏について学べる法要、そして、普段聞けない引声念仏や雅楽演奏が披露されるのは貴重な機会ですね。
三島市立郷土館で開催された企画展「三島の成り立ち」では、三島の中世末期を語る上で重要な資料である「川口家先祖の図」が展示されました。
この絵画は、僧衣をまとった男女と、中央に「南無阿弥陀仏」の六字名号が描かれており、川口家(加屋町)に伝わるものです。
(伝)故信上人筆とされています。
故信上人は、甲斐(山梨県)の武田勝頼の弟であり、三島に渡り人々に念仏説法を行いました。
武田家の家臣である川口出雲ら七家臣も三島に追随し、武田家の再興を望みましたが、故信上人はこれを拒否。
代わりに世の無常を説いた結果、家臣たちは感銘を受け、故信上人を開基として林光寺を建立しました。
川口家では、この絵画に先祖が描かれていると伝えられています。
故信上人の存在と、川口家との繋がり、そして林光寺の建立…歴史の深さが感じられますね。
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街道の要衝、三島。甲斐国との繋がりが文化流入を加速させ、独自の発展を遂げた。武田家臣団の定着もその証。