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司葉子の軌跡:映画女優から社会貢献まで、その輝きは?司葉子の映画女優人生と、その後の社会活動

東宝看板女優、司葉子。激動の人生を乗り越え、デビュー70周年!父との別れ、スカウト、結婚、そして数々の死別…それでも女優として輝き続ける姿は、まさに圧巻。名作映画、小津作品、そして晩年のNHK朝ドラまで、その歩みを語る講演会が鳥取県境港市で開催決定!90歳を迎えてもなお、輝きを増す司葉子の魅力に迫る。

司葉子の軌跡:映画女優から社会貢献まで、その輝きは?司葉子の映画女優人生と、その後の社会活動

📘 この記事で分かる事!

💡 東宝の看板女優として活躍し、数々の映画で主演を務め、その美貌と演技力で観客を魅了しました。

💡 小津安二郎監督作品を始め、様々な監督の作品に出演し、女優としての幅を広げ、その才能を開花させました。

💡 結婚、出産、そして夫との死別など、人生の節目を乗り越え、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。

それでは、司葉子さんの華麗なる女優人生を振り返りながら、その多才な活躍と、彼女を支えた人々について、詳しく見ていきましょう。

鳥取から東宝へ:女優への道

司葉子はどうやって東宝女優になったの?

美容院モデルがきっかけでスカウトされた。

本章では、司葉子さんの女優としての道のりを振り返ります。

鳥取県から東宝へ、そして数々の映画との出会い、その華々しいデビューから女優としての地位を確立するまでを追います。

これ1本」の約束から始まった司葉子の女優人生

公開日:2016/04/17

これ1本」の約束から始まった司葉子の女優人生

✅ 早田雄二氏が撮影した銀幕スターの写真特集において、司葉子の初期の清楚なイメージから「紀ノ川」での貫禄ある演技、そして「獄門島」でのヒロインまで、映画を彩る彼女の魅力を振り返っています。

✅ 司葉子は東宝のスカウトで女優デビューし、当初は良家の子女役が多かったものの、小津安二郎監督の「秋日和」出演を機に演技の幅を広げ、60年代には「用心棒」や「小早川家の秋」などに出演。66年の「紀ノ川」でキネマ旬報女優賞を受賞し、女優としての地位を確立しました。

✅ 日本映画界の斜陽化に伴い、司葉子は舞台やテレビへと活動の場を移し、夫の衆議院議員選挙を応援するため一時芸能界から離れましたが、その後も活躍を続けています。

さらに読む ⇒CINEMAS+出典/画像元: https://cinema.ne.jp/article/detail/36545

初期の清楚なイメージから、次第に演技の幅を広げていく様子は、まさに女優としての成長物語ですね。

数々の名作に出演し、その才能を磨いていったことがよく分かります。

1934年、鳥取県境港市に生まれた司葉子さんは、幼くして父を亡くすという経験をしました

短大卒業後、毎日放送に入社しますが、美容院のモデルをしていたことがきっかけで、東宝にスカウトされ、1954年に映画デビューを果たします。

当初は一本限りの出演予定でしたが、その清純なイメージが評判を呼び、東宝の看板女優として活躍することになりました。

彼女は、映画「君死に給うことなかれ」でデビュー後、「天下泰平」、「へそくり社長」シリーズ、「秋日和」、「小早川家の秋」など、数々の作品に出演し、その才能を開花させていきます。

いやあ、司葉子さんの初期の映画は、本当に清純で美しかったですね。東宝の看板女優として、当時の映画界を彩った姿が目に浮かびますよ。

女優としての挑戦と結婚

女優として評価を確立した作品は?受賞作は?

映画「紀ノ川」、キネマ旬報とブルーリボンの主演女優賞

本章では、司葉子さんの女優としての挑戦と、結婚生活について焦点を当てます。

様々な役柄への挑戦、そして結婚という大きな転換期をどのように迎えたのかを見ていきましょう。

紀の川 花の巻/文緒の巻 1966年 松竹

公開日:2025/05/28

紀の川 花の巻/文緒の巻 1966年 松竹

✅ 中村登監督、司葉子・岩下志麻らが出演する映画「花の巻・文緒の巻」について、明治・大正・昭和を舞台に素封家に嫁いだ女性の生涯を描いた作品である。

✅ 映画はNHKのテレビドラマを基にしており、司葉子の花役はイメージに合致している一方で、岩下志麻の演技や演出には賛否両論がある。

✅ 物語の舞台となった和歌山県の久度山村や真砂町などの地名が実在し、Googleマップで場所を調べて鑑賞できるなど、作品のリアリティを高めている。

さらに読む ⇒日本映画1920-1960年代の備忘録出典/画像元: https://nihoneiga1920-1960.hatenablog.com/entry/2025/05/28/120927

様々な役柄に挑戦し、女優としての幅を広げただけでなく、結婚という人生の大きな転換期を迎えたことが印象的です。

女性としての生き方も、彼女の魅力の一つですね。

20代後半には、様々な役柄に挑戦し、小津安二郎監督作品にも出演するなど、女優としての幅を広げました。

1966年には、映画「紀ノ川」で岩下志麻と共演し、キネマ旬報主演女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞を受賞し、女優としての評価を確立しました。

1960年代には、『秋日和』(1960)や『用心棒』(1961)、『女の顔』(1962)、『放浪記』(1962)など、様々なジャンルの作品に出演。

また、1967年には成瀬巳喜男監督の遺作『乱れる』にも出演しました。

1969年には、当時大蔵官僚だった相澤英之さんと結婚し、世間を驚かせました。

二人の出会いは、フランス語の先生へのパーティーがきっかけで、15歳の年齢差がありながらも、相澤さんの誠実さと司さんの相澤さんへの父性への憧れが結婚へと繋がりました。

彼女の演技の変遷も興味深いですが、女優業と家庭生活の両立、そして夫である相澤英之さんとの関係性にも、大変興味がありますね。

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女優・司葉子、デビュー70周年! 政界進出の夫との絆、息子夫婦、そして喪失… 90歳にしてなお輝き続ける女優人生を故郷で語る。