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恐山大祭とイタコ:死者との対話、日本の霊性文化を探る旅?イタコ、恐山大祭、口寄せ、死者との対話

東京から青森・恐山へ。亡き母との対話を目指し、イタコによる口寄せを体験する旅。 新幹線と鈍行列車を乗り継ぎ、レンタカーで辿り着いた先には、日本人の根底にある信仰と、イタコの伝統があった。 そこで行われる口寄せは、死者との特別なコミュニケーション。 現代社会の中で、失われつつある文化、そしてそこから得られる心の安らぎとは? 写真や映像を通じて、日本の霊魂観とイタコの奥深い世界に触れる。

恐山大祭とイタコ:死者との対話、日本の霊性文化を探る旅?イタコ、恐山大祭、口寄せ、死者との対話

📘 この記事で分かる事!

💡 恐山大祭で行われるイタコによる口寄せは、死者の霊を呼び出し、対話を行う儀式です。

💡 イタコは、厳しい修行を経て霊能力を習得した専門家であり、地域社会で重要な役割を担っています。

💡 日本の伝統的な死生観や霊魂観が、イタコの口寄せを通してどのように表現されているのかを解説します。

本日は、青森県恐山で行われる恐山大祭と、そこで行われるイタコによる口寄せについて、詳しくご紹介していきます。

東京から恐山へ:旅の始まりとイタコとの出会い

恐山への旅の目的は?イタコとの対話で何をした?

亡き母との対話。イタコによる口寄せを体験した。

青森県下北半島にある霊場、恐山。

そこへ向かう旅は、東京から始まり、新幹線と鈍行列車を乗り継ぎ、およそ6時間を要します。

イタコとの出会いは、どのようなものだったのでしょうか。

恐山の大祭でイタコに母を口寄せしてもらう

公開日:2017/08/15

恐山の大祭でイタコに母を口寄せしてもらう

✅ 青森県の下北半島にある霊場「恐山」では、毎年夏と秋に「恐山大祭」が開催され、霊能力を持つイタコが死者を口寄せする行事が行われる。

✅ 東京から恐山へは新幹線や鈍行列車、バスを乗り継ぎ、片道約6時間かかる。大祭期間中はイタコに口寄せをしてもらうために長蛇の列ができる。

✅ 記事の筆者は恐山大祭に参加し、イタコに亡き母の口寄せを依頼した。

さらに読む ⇒自分らしい列車旅と出会う びゅうたび出典/画像元: https://www.viewtabi.jp/articles/17081501-2

イタコによる口寄せは、まるで時を超えた対話のようですね。

筆者が感じた母への思い、そしてイタコとのやり取りは、どのようなものだったのでしょうか。

東京から青森県下北半島にある霊場、恐山を目指す旅が始まった。

目的は、イタコによる口寄せを体験し、亡き母との対話を図ること

JR東京駅から新幹線と鈍行列車を乗り継ぎ、大湊駅へ。

そこからレンタカーを借りて恐山へと向かった。

旅の道中、日本人の根底にある自然崇拝と先祖供養を基盤とする信仰について思いを馳せる。

大祭2日目に訪問したため、比較的スムーズに口寄せを受けることができた。

イタコは70代の女性で、母の命日を伝えると、独特の呪文を唱え口寄せが始まった。

いやあ、旅の始まりから興味深いですね。新幹線や鈍行列車での移動、旅情を掻き立てられます。イタコとの出会い、亡き母との対話、一体どんな話が交わされたのか、続きが楽しみです。

イタコとは何か:歴史と役割

イタコって何者?死者の声を届ける東北の霊媒師!

死者の霊を呼び、言葉を伝える霊媒師です。

イタコとは、どのような存在なのでしょうか。

その歴史、役割、そして現代社会における位置づけについて解説していきます。

日本の信仰と深く関わるイタコについて、掘り下げていきましょう。

消えゆく習俗—青森県の女性霊媒師「イタコ」から見る日本人の死生観

公開日:2023/03/26

消えゆく習俗—青森県の女性霊媒師「イタコ」から見る日本人の死生観

✅ 日本人の信仰は自然崇拝と先祖供養を基盤とし、多様な思想が混ざり合っている。お盆の帰省や食事前の感謝など、日々の生活にも信仰が根付いている。

✅ 青森県のイタコは、死者の霊を呼び出す「口寄せ」を行い、霊肉二元論に基づいた死生観を反映している。イタコは、修行によって技術を習得した技能者である。

✅ イタコは、元々地域のカウンセラーとしての役割も担い、師弟関係を通して技術を継承してきた。伝統的なイタコは、免許皆伝の証である「オダイジ」と数珠を持つ。

さらに読む ⇒nippon.com出典/画像元: https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g02228/

イタコは、単なる霊媒師ではなく、地域社会のコミュニティを支える役割も担っていたのですね。

伝統的な技術の継承、そしてその背景にある日本人の死生観について、興味深いです。

イタコは、主に東北地方で活動する霊媒師であり、死者の霊を呼び寄せて言葉を伝える「口寄せ」を行う

その起源は平安時代や鎌倉時代に遡り、江戸時代には東北地方で活発に活動した。

視覚障害を持つ女性が修行を経て、師匠から技術を学び、免許皆伝の証である「オダイジ」やイラタカ数珠を所有する。

イタコは、単なる霊媒師ではなく、地域のカウンセラーとしての側面も持ち合わせていた。

口寄せの手順は、儀式の準備、霊の呼び寄せ、メッセージの伝達、霊の送り返しのプロセスを経て行われる。

イタコの存在は、日本人の死生観や霊魂観を色濃く反映しており、霊魂は子孫の供養によって浄化され、最終的に神となると考えられている。

イタコが地域のカウンセラーとしての役割も担っていたとは、驚きです。視覚障碍を持つ女性が修行をして技術を習得する、その過程にも深い意味がありそうですね。日本の文化は奥深い。

次のページを読む ⇒

イタコが死者と交信する恐山。口寄せで故人の声を聞き、癒やしを得る。伝統を守る姿、日本人の死生観、心の拠り所を探る旅へ。