内館牧子作品に見る多様な人生観とは？～『迷惑な終活』からReライフ文学賞まで～？内館牧子作品に見る、多様な生き方

本日は、脚本家、作家として活躍されている内館牧子さんの作品を中心に、その魅力に迫っていきたいと思います。

まずは、内館さんの作品から得られる様々な気づきについてご紹介します。

内館牧子の多才なキャリアと、人生100年時代への視点

内館牧子さんの最新作『迷惑な終活』についてご紹介します。

75歳の主人公が、妻に勧められて終活を始めるも、周囲のためではなく、自身のやり残したことを済ませるために行動する物語です。

プレゼント】内館牧子さんの「高齢者小説」シリーズ最新作『迷惑な終活』を5名様に

✅ 内館牧子さんの最新作『迷惑な終活』を5名様にプレゼントする企画で、応募締め切りは12月2日です。

✅ 75歳の主人公・原英太が、妻に勧められて終活を始めるが、周囲のためではなく、自身のやり残したことを済ませるために行動する物語です。

✅ 作者の内館牧子さんは脚本家・作家で、シニアの暮らしを描いた作品を多く手掛けています。

さらに読む ⇒朝日新聞デジタル：朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/relife/article/15446298

内館牧子さんの作品は、常に読者に新たな視点を与えてくれますね。

終活を通して、人生の価値観を問い直す作品という点も興味深いです。

内館牧子氏は、脚本家、小説家、エッセイストとして幅広く活躍し、数々のテレビドラマや映画の脚本を手掛けてきた。

代表作には「ひらり」や「毛利元就」などがあり、日本作詩大賞の受賞歴も持つ。

また、東北大学大学院修了、旭日双光章受章という輝かしい経歴も持つ。

彼女は、60代、70代以降の人物を主人公にした小説4部作でベストセラーを記録し、2024年9月にはシリーズ5作目『迷惑な終活』を出版予定だ。

内館氏は、人生100年時代における70代を「老人としてはまだアマチュアで中途半端」と捉え、自身の価値観に基づいた終活のあり方を追求している。

彼女の作品は、多様なテーマを扱い、読者に深い考察を促す。

内館牧子先生の作品は、いつもながら人生の深淵を覗き込んでいるようで、興味深いですね。老いに対する価値観や、終活というテーマは、まさに今の時代ならではのテーマと言えるでしょう。

『迷惑な終活』に見る、本当の終活とは何か

次に、『迷惑な終活』に見る、本当の終活とは何か、というテーマでお話します。

恐竜好きの主人公が、終活を通して、過去の未練や人生の意味を探求する姿を描いています。

迷惑な終活】感想 内館牧子 講談社

公開日:2025/05/19

✅ 内館牧子氏の小説『迷惑な終活』の感想記事であり、主人公の終活を通して、人生の終末期における様々な感情や価値観を描いている。

✅ 恐竜好きの主人公が終活を通して、過去の未練や人生の意味を探求する姿を描き、読者は自身の老いや不安、周囲との比較といった普遍的なテーマについて考えさせられる。

✅ 物語は、終活の意義や死生観、そして人生の最後に何を大切にするのかという問いを投げかけ、読者自身の人生を振り返るきっかけを提供する。

さらに読む ⇒本当の自分に出会える1冊出典/画像元: https://jibunnnoikikata.hatenablog.com/entry/meiwakunasyukatu

自分の人生を振り返るきっかけになるような作品ですね。

終活を通して、生き方を見つめ直すというのは、現代社会において非常に重要なテーマだと思います。

『迷惑な終活』では、75歳の主人公・英太とその仲間たちの終活を通して、現代社会における終活の風潮に一石を投じている。

他人軸の終活ではなく、自分の人生でやり残したことを実行することが重要だと訴え、安易な終活に疑問を呈す。

英太は当初、妻とは対照的に終活に否定的だったが、あるきっかけから、高校時代の片想いの相手に謝罪するという行動を通して、生きているうちに自分の人生にケリをつけることこそが本来の終活であると悟る。

内館氏は、日本人が死ぬ際に多くのお金を持っている現状を踏まえ、貯金よりも、自分が本当にやりたいことを実行し、楽しく生きることの重要性を説いている。

終活って、他人事のような気もしていましたが、自分の人生を振り返る良い機会になるのかもしれませんね。恐竜好きの主人公というのも、ユニークで面白いです。