劇団民藝の75年のあゆみと未来への展望？2025年の公演情報と劇団員の活動

劇団民藝の歴史、作品、そして未来への取り組みについて、さらに詳しく見ていきましょう。

劇団民藝の歴史と未来への展望

劇団民藝は、1950年の創立以来、日本の演劇界を牽引してきました。

その歴史と、未来への展望を探ります。

民藝の歴史」劇団民藝とは

✅ 劇団民藝は1950年に創立され、滝沢修、清水将夫、宇野重吉らによって「多くの人々の生きてゆく歓びと励ましになるような」民衆に根ざした演劇を目指し、チェーホフの『かもめ』で旗揚げされました。

✅ 戦後新劇界をリードし、久保栄、アーサー・ミラー、アンネ・フランクらの作品を上演。60年代には実験劇や大衆劇も意欲的に上演し、宇野重吉の演出や滝沢修の主演で数々の賞を受賞し、リアリズム演劇の確立を目指しました。

✅ 宇野重吉や滝沢修の死去後も、約150名の劇団員が活躍し、年間4作品の東京公演に加え、全国各地で公演を実施。後援会「民藝の仲間」を通じて、演劇を通じた時代との対話を続けています。

さらに読む ⇒劇団民藝公式サイト出典/画像元: https://www.gekidanmingei.co.jp/aboutus/

劇団民藝の歴史は、日本の演劇史そのものですね。

多くの名優を輩出し、今もなお精力的に活動を続けていることに感銘を受けました。

1950年4月3日に創立された劇団民藝は、滝沢修、清水将夫、宇野重吉らによって「民衆に根ざした演劇芸術」を追求し、旗揚げされました。

チェーホフの『かもめ』で旗揚げ、翌年の『炎の人－ヴァン・ゴッホの生涯－』で滝沢修が絶賛を浴び、劇団としての地盤を固めます。

久保栄、アーサー・ミラー、アンネ・フランクらの作品を上演し、リアリズムを基調とした舞台で新劇界をリードしました。

現在では、約150名の劇団員が年間4作品の東京公演、地方公演、朗読公演などを行い、約490作品、23000ステージを上演しています。

SDGsへの貢献を目指し、地域社会との連携を深め、多様な価値観を共有し、平和な社会の実現を目指しています。

25歳以下の無料観劇制度「ルーキーシート」を設け、若い世代の観劇を促進している他、バリアフリー化にも積極的に取り組んでいます。

いやあ、劇団民藝といえば、滝沢修先生ですよ。あの頃の舞台は本当に素晴らしかった。今の若い人たちにも、あの感動を味わってほしいものですなあ。

2025年公演と外部出演情報

2025年の公演情報と、劇団員たちの外部出演についてご紹介します。

今後の活動から目が離せません。

いまだからこそ、心に響く」劇団民藝の「グレイクリスマス」が開幕

✅ 劇団民藝による斎藤憐作「グレイクリスマス」が東京・三越劇場で開幕した。

✅ 敗戦後のクリスマスを舞台に、進駐軍に家を接収された伯爵家の人々や闇屋、日系2世の軍人らの人間模様を描き、岡本健一が客演として権堂役を演じる。

✅ 演出の丹野郁弓は、現代の状況と重ね合わせ、心に響く台詞が多い「タイムリーな芝居」とコメントし、12月19日まで公演が行われる。

さらに読む ⇒ナタリー - ポップカルチャーのニュースサイト出典/画像元: https://natalie.mu/stage/news/311327

「グレイクリスマス」は、現代の状況と重ね合わせるとは、演出も興味深いですね。

岡本健一さんの客演も楽しみです。

2025年3月6日には、松山市民会館中ホールにて、斎藤憐氏の代表作『グレイクリスマス』が上演されます。

初演から約30年ぶりの上演となり、ヒロインを中地美佐子が務める予定です。

また、10月17日（金）浜松市福祉交流センターホール、10月18日（土）姫路キャスパホールでは、『篠田三郎・樫山文枝文学の夕べ』が開催され、第一部「山桜」、第二部「夜の辛夷」が上演されます。

12月16日〜18日には福島公演も予定されています。

劇団員や関係者の外部出演も活発で、平野尚が大阪・関西万博2025のJAXA常設展示に出演、中地美佐子が『アラビアンナイト』を題材とした舞台に出演、大野裕生がJACROW♯38「THISHOUSE」に出演予定です。

ゲームやCMにも多くの劇団員が出演しています。

外部出演も活発で素晴らしいですね。色々な分野で活躍されている様子を見ると、こちらも嬉しくなります。公演情報も楽しみです。