自動車業界再編と企業内問題：ホンダと日産の経営統合、不正問題、コンプライアンス問題とは？自動車業界の再編と企業のコンプライアンス問題

今回は、自動車業界の大きな動きと、企業が直面する問題について、いくつかのポイントに分けてご紹介していきます。

自動車業界の再編：ホンダと日産の経営統合

自動車業界の再編劇として、ホンダと日産の経営統合の協議について解説します。

EV開発での効率化や、次世代車の開発資金を分担するための戦略です。

ホンダと日産が経営統合へ協議、三菱自動車の合流も視野に…不安要素は「日産の経営状態」 : 読売新聞

公開日:2024/12/18

✅ ホンダと日産自動車が経営統合に向けて協議しており、持ち株会社設立や三菱自動車の合流も検討している。

✅ 統合により、EV開発競争での効率化や、次世代車の開発に必要な巨額投資の分担を目指す。

✅ 日産の経営状況が統合の協議を難航させる可能性があり、出資比率や投資負担を巡る協議が焦点となる。

さらに読む ⇒読売新聞オンライン : ニュース＆お得サイト出典/画像元: https://www.yomiuri.co.jp/economy/20241218-OYT1T50047/

統合による販売台数増加や研究開発投資の効率化は、将来的な自動車産業の競争力を左右する重要な要素ですね。

2024年、自動車業界に大きな波紋が広がりました。

ホンダと日産が経営統合に向けた協議を開始し、業界の再編を加速させる動きを見せています。

この統合は、EV市場の競争激化、脱炭素社会への対応、そして新興メーカーへの対抗を主な狙いとしており、2024年12月には持ち株会社設立による統合構想が発表されました。

次世代車両におけるソフトウェア開発やEV部品の共通化で協業し、三菱自動車の合流も視野に入れています。

統合によって販売台数800万台超を目指し、研究開発投資の効率化、製品ラインナップ拡充を図る計画です。

自動車業界もずいぶんと変わりましたね。昔は考えられなかったような動きです。あの頃のワクワク感を思い出します。

日産の抱える課題と再生への道

日産の経営状況と、再生への道について見ていきましょう。

業績悪化の要因や、今後の課題について解説します。

日産、2024年度 第3四半期決算 売上高0.3％減の9兆1432億円、営業利益86.6％減の640億1000万円、当期純利益98.4％減の51億4800万円

公開日:2025/02/14

✅ 日産自動車の2024年度第3四半期決算は、売上高は微減、営業利益と当期純利益は大幅減となり、グローバル販売台数も減少しました。

✅ 本田技研工業との経営統合に関する基本合意書を解約し、経営統合協議・検討を終了。日産がホンダの子会社となる提案には、日産の自主性とポテンシャルを最大限引き出せるか確信が持てなかったことが理由。

✅ 2024年度通期の業績見通しは下方修正され、当期純利益は800億円の赤字となる見通し。新型車の投入による販売台数増加に期待している。

さらに読む ⇒Car Watch出典/画像元: https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1662747.html

日産の課題は多岐にわたりますね。

米国市場での販売戦略の見直しや、ハイブリッド戦略の再検討が急務ですね。

一方、日産は、経営悪化の要因として、米国市場における販売奨励金による利益圧迫と、それに伴う北米地区の営業赤字転落がありました。

これは、コロナ禍や半導体不足による在庫の積み上がり、商品力の低さに起因しています。

特に、米国市場でのハイブリッド車（HEV）やプラグインハイブリッド車（PHEV）の選択肢不足が、ガソリン価格高騰などの世界情勢の変化に対応できていない一因となっています。

日産の再生には、4000億円規模の経費削減に加え、米国市場での商品力強化、特にハイブリッド戦略の再検討が不可欠です。

しかし、ホンダとの経営統合が成功するには、日産が自力で業績を回復し、商品力を高めることが前提となります。

日産の今後の動向が気になりますね。頑張ってほしいものです。かつての輝きを取り戻せるよう応援しています。