山口小夜子とは? 時代を超えた美しさと表現者としての足跡を紐解く?山口小夜子:唯一無二のモデル、ファッションアイコン、表現者
時代を駆け抜けた伝説の日本人モデル、山口小夜子。東洋的な美しさで世界を魅了し、ファッション、アート、パフォーマンス… 彼女の活動はジャンルを超え、常に「現在」を表現し続けた。山本寛斎との出会いから、パリコレでの活躍、そして独自の美学を追求した彼女の軌跡を追う。美容と健康へのこだわり、晩年のアーティストたちとのコラボレーション、そして没後も続く彼女の精神。その美学と生き様が、未来へと語り継がれる。
💡 日本人初のトップモデルとして世界を舞台に活躍し、東洋的な美しさを確立。
💡 モデル活動以外にも、演劇や衣装デザイン、DJなど多方面で才能を発揮。
💡 常に新しい美を追求し、現代の女性たちへ大きな影響を与え続けている。
山口小夜子さんの多岐にわたる活動を振り返りながら、彼女が私たちに残した影響について迫っていきましょう。
美の原点、モデルへの道
山口小夜子がモデル界で成功した秘訣は何?
東洋的な美しさを活かしたこと。
山口小夜子さんのモデルとしての原点と、その美の探求について見ていきましょう。
服飾学校でデザインを学びながら、モデル活動を開始した彼女の姿を追います。

✅ 山口小夜子は、服飾デザインを学びながらモデル活動を開始し、アジア人初のトップモデルとして世界的に活躍しました。
✅ 彼女は、切れ長のアイメイクや白い肌を特徴とする独自の美しさで人々を魅了し、イヴ・サンローランをはじめ多くのデザイナーに起用されました。
✅ モデルとしての活動に加え、演劇や衣装デザインにも携わり、晩年にはDJとしても活動するなど、常に新しい美を追求し、現代女性にも影響を与えています。
さらに読む ⇒富士フイルムヘルスケア ブランドサイト出典/画像元: https://ls-jp.fujifilm.com/cresc/journal/magazine/art_20220922/山口小夜子さんの美しさは、その時代に新しい風を吹き込みました。
彼女の活動は、ファッション業界だけでなく、多くの人々に影響を与えたと思います。
1949年、横浜で生まれた山口小夜子は、幼少期からファッションに興味を持ち、母親の手作りの服や海外雑誌を通じて美意識を育みました。
服飾専門学校在学中にモデルの道へ進み、1971年に山本寛斎に見出され、プロモデルとしてデビューします。
東洋的な容姿で、当初は欧米風が主流のモデル界で苦戦しましたが、寛斎のショーで東洋美をアピールし成功を収めました。
高田賢三、三宅一生らのミューズとして活躍し、パリコレデビューを果たし、資生堂の専属モデルとしても活躍しました。
いやあ、山口小夜子さんのような方がいらしたんですね。山本寛斎さんのショーで東洋美をアピールしたというのは、とても印象的ですな。
パリコレ、そしてファッションアイコンへ
山口小夜子のファッションアイコンは?KANSAIとの出会いがカギ?
KANSAIの服との出会いが、彼女の転機。
山口小夜子さんがファッションアイコンとして確立していく過程と、その象徴的な出来事について解説します。
パリコレデビューとその後の活躍にも注目しましょう。

✅ 1970年代から活躍したモデル、山口小夜子をトリビュートした展覧会が東京都現代美術館で開催され、資生堂のモデル時代の作品や、晩年のコラボレーション作品が展示されている。
✅ 展覧会は、山口小夜子の足跡を振り返るアーカイブ展示と、生前の縁あるアーティストによるインスタレーションで構成され、小夜子の「不在」を通してその存在感と広がりを表現している。
✅ 会期は6月28日までで、ワークショップやアートイベント割引アプリも用意され、山口小夜子の世界観を多角的に体験できる。
さらに読む ⇒Tokyo Art Beat出典/画像元: https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/sayokoyamaguchi-the-wearist-clothed-in-the-future山口小夜子さんがイヴ・サンローランなどの一流ブランドで活躍されたのは、本当にすごいことですね。
独特のメイクとファッションは、今見ても斬新です。
70年代にトップモデルとして世界を席巻した山口小夜子は、黒髪ボブに白い肌、赤い唇という特徴的なメイクで、日本人モデルとして異彩を放ち、イヴ・サンローランなど一流ブランドのモデルも務めました。
彼女のファッションと美学は、その後の人生を大きく左右する出会いから始まりました。
それは、服飾学校時代に渋谷の西武デパートで見かけた奇抜なデザインの服。
「KANSAI」というラベルは、彼女のその後のファッション観、そしてモデルとしての活動に大きな影響を与えました。
KANSAIのデザインに影響を受けて、自身のファッション観を確立したというエピソード、とても興味深いですね。時代を象徴する出会いだったのでしょう。
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山口小夜子、美の探求者。モデルからクリエーターへ。美学を体現し、晩年まで輝き続けた。食生活、美容法、多彩な活動を振り返る展覧会開催。