山崎努、俳優人生を振り返る?病と闘い、表現を続ける名優の軌跡天国と地獄、必殺仕置人、モリのいる場所…時代を彩る名優
名優・山崎努、映画デビューから現在までの軌跡。黒澤明監督との出会い、代表作『必殺仕置人』、伊丹十三作品での活躍…数々の名作で観客を魅了。食道癌との闘病、娘との支え、そして俳優人生を語る自伝『「俳優」の肩ごしに』。88歳、今もなお現役で輝き続ける山崎努の生き様は、私たちに勇気と感動を与え続ける。

💡 映画『天国と地獄』で脚光を浴び、その後も数々の作品で存在感を示し続けました。
💡 ドラマ『必殺仕置人』の「念仏の鉄」役は、彼の代表作の一つとなりました。
💡 晩年には食道がんと闘いながらも、俳優としての活動を続けています。
本日は、俳優 山崎努さんの、長きにわたる俳優人生と、病との闘い、そして現在について掘り下げていきます。
俳優人生の始まりと、転換期
山崎努、映画デビューのきっかけは?
黒澤明監督との出会い
山崎努さんの俳優人生の始まりは、意外なものでした。
俳優座養成所を経て文学座に入団、映画デビューを果たし、黒澤明監督との出会いが大きな転換期となりました。

✅ 俳優の山崎努は、俳優を志したきっかけは偶然であり、演劇への強い思い入れがあったわけではないと語っている。
✅ デビュー後、映画『天国と地獄』で脚光を浴び、ドラマ『必殺仕置人』の「念仏の鉄」役で人気を博したが、同じ役を演じ続けることには飽きを感じていた。
✅ 現在でも「念仏の鉄」について言及されることが多く、自身の代表作になりつつあると感じている。
さらに読む ⇒ 週刊女性PRIME出典/画像元: https://www.jprime.jp/articles/-/12420?page=2デビュー作から注目を集め、様々な作品に出演。
代表作の「念仏の鉄」役は、時代を超えて愛されています。
役柄に飽きを感じながらも、代表作となったのは興味深いですね。
山崎努は1936年に生まれ、1959年に俳優座養成所を経て文学座に入団。
1960年に映画デビューを果たしました。
彼の俳優としてのキャリアは、黒澤明監督との出会いによって大きく開かれ、映画「天国と地獄」(1963年)での誘拐犯役で注目を集めました。
その後、「赤ひげ」(1965年)にも出演し、その才能を確固たるものとしました。
テレビドラマでも活躍し、「必殺仕置人」(1973年)での「念仏の鉄」役は幅広い層に人気を博し、彼の代表作の一つとなりました。
伊丹十三監督の作品「お葬式」(1984年)や「マルサの女」(1987年)にも出演し、日本を代表する名監督たちとの仕事を通じて、その演技力に磨きをかけていきました。
山崎さんが俳優を志したきっかけが偶然だったとは驚きですな。黒澤明監督との出会いが彼のキャリアを大きく変えたというのは、まさに運命というやつでしょう。
俳優としての多才な活躍と、近年の作品
山崎努の輝かしい功績、具体的にどんな作品がある?
数々の映画に出演し、観客を魅了。
多才な活躍を続ける山崎努さん。
映画、テレビ、舞台と幅広く活躍し、近年では「モリのいる場所」での演技が話題となりました。
数々の作品を通じて、観客を魅了し続けています。

✅ 映画「モリのいる場所」は、昭和49年を舞台に、自宅の庭で自然を観察し続けた画家・熊谷守一(山崎努)と、彼を支える妻・秀子(樹木希林)のある夏の1日をフィクションとして描いている。
✅ 山崎と樹木の共演は、演技だけでなく衣装や小道具に至るまで互いにアイデアを出し合い、監督は二人の姿勢を「奇跡」と表現。樹木は撮影を「魔法使い」との仕事と評し、沖田監督は樹木の存在によって多くのインスピレーションを得た。
✅ 映画は、樹木希林の没後、2018年に東京・シネスイッチ銀座ほか全国で公開され、99分の上映時間で、観客からも高い評価を得ている。
さらに読む ⇒映画.com - 映画のことなら映画.com出典/画像元: https://eiga.com/news/20171010/16/樹木希林さんとの共演作「モリのいる場所」は、作品に対する二人の姿勢が「奇跡」と評されるほどでした。
数々の作品で観客を魅了し、その演技力は高く評価されています。
山崎努は映画、テレビ、舞台と幅広く活躍し、2000年には紫綬褒章、2007年には旭日小綬章を受章するなど、その功績は高く評価されています。
2013年以降も、彼は精力的に活動を続け、数多くの作品に出演しました。
「奇跡のリンゴ」(2013年)、「日本のいちばん長い日」(2015年)、「駆込み女と駆出し男」(2015年)、「殿、利息でござる!」(2016年)、「俳優亀岡拓次」(2016年)、そして「無限の住人」(2017年)など、様々なジャンルの作品で観客を魅了しました。
熊谷守一とその妻を描いた人間ドラマ「モリのいる場所」(2018年)では主演を務め、樹木希林との共演も話題となりました。
また、「検察側の罪人」(2018年)や「祈りの幕が下りる時」(2018年)といった話題作にも出演し、その存在感を示しました。
「モリのいる場所」は、私も映画館で観ましたよ。山崎さんと樹木さんの息の合った演技が印象的でした。最近の作品にも積極的に出演されているのは、素晴らしいですね。
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88歳、食道癌を乗り越えた山崎努。闘病と俳優人生を語る。希望と勇気を与える、魂の記録。生きる力と演じることへの思いが詰まった一冊。