『ムスコ物語』に見る、ヤマザキマリと息子デルスの自由な子育てとは?世界を旅する母と息子たちの軌跡
漫画家ヤマザキマリの息子、デルス。幼少期から世界を旅し、多様な文化に触れて育った彼は、冷静沈着なフリーランスフォトグラファーに。母であるヤマザキマリとのオープンな関係、自由な子育て、そして自立への道のりを描く感動のエッセイ集。写真に頼らず記憶を紡いだ、母と息子の絆と、いかに社会と関わり生きるかという普遍的なテーマが、読者の心に響く。
💡 息子デルスさんは、国際色豊かな環境で育ち、様々な文化に触れ自己肯定感を育んだ。
💡 ヤマザキマリさんは、息子の選択を尊重し、大学進学にも特定の希望は持たなかった。
💡 『ムスコ物語』には、母子の絆、デルスさんの成長、自由な生き方が描かれている。
本日は、漫画家ヤマザキマリさんの子育てに関する記事です。
国際色豊かな環境で育った息子デルスさんの成長と、ヤマザキさんの自由な子育てについて見ていきましょう。
国際色豊かな幼少期と、息子の成長
デルスさんの幼少期、何が彼を個性的な人間に?
多文化体験と自由な子育て環境です。
まず、デルスさんの幼少期から大学進学までを見ていきましょう。
国際色豊かな環境と、母親であるヤマザキさんの子育てについてご紹介します。
公開日:2025/06/16

✅ 漫画家ヤマザキマリさんの息子デルスさんは、ハワイ大学のマノア校の機械工学部を卒業。ヤマザキさんは息子の大学選びに当初は積極的ではなかったが、最終的には息子の決定を尊重した。
✅ 息子の大学生活は、ハワイという土地柄とは裏腹に、勉強が大変で、ワイキキビーチに一度しか行けないほどだった。しかし、京都大学への留学などを経て、卒業式ではアロハシャツを着用するなど、ハワイらしい経験もした。
✅ ヤマザキさんは、大学進学に特定の希望はなく、生きていく上で重要なことは大学だけで学べないと考えており、息子の選択を尊重し、ハワイ大学での経験を肯定的に捉えている。
さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/thinkcampus/article-120157/息子のハワイ大学での経験を肯定的に捉え、息子の選択を尊重する姿勢に感銘を受けました。
大学進学だけでなく、生きていく上で大切なことを学べる環境を大切にしている点も素晴らしいですね。
漫画家ヤマザキマリさんの息子、デルスさんはイタリアで生まれ、幼少期から世界各地を渡り歩く国際色豊かな環境で育ちました。
北海道、シリア、ポルトガルなど、様々な国での生活は、彼に多種多様な経験を与え、学校や社会との接点を通じて、自立心を育みました。
母親であるヤマザキマリさんは、デルスさんに隠し事はせず、父親のことについても正直に話すなど、オープンな関係性を築き、息子の個性を尊重する自由な子育てを実践しました。
デルスさんは、幼少期の経験から、冷静沈着で達観した性格を身につけ、精神的な自立も早く、反抗期はなかったようです。
最近は、子供の教育について親が過剰に介入するケースも多いですが、ヤマザキマリさんのように息子の自立を促す子育ては素晴らしいですね。時代が変わっても、大切なものは変わらないと感じました。
冷静沈着なデルスの日常と、母子の距離感
フリーランスフォトグラファー、デルスさんの冷静さはどこから?
幼少期の国際転校とヤマザキマリさんの分析。
次に、デルスさんの現在と、母子の距離感について見ていきましょう。
フリーランスのフォトグラファーとして活躍するデルスさんの日常に迫ります。
公開日:2023/07/11

✅ ヤマザキマリさんの息子デルスさんは、イタリアと日本のハーフで、幼少期から世界を旅し、現在はフリーランスのフォトグラファーとして活動しています。
✅ デルスさんは明るく人懐っこい性格で、反抗期はなく、両親との精神的な自立も早いとされています。
✅ デルスさんの父親は4歳年上のイタリア人(自称詩人)で、ヤマザキマリさんは未婚の母としてデルスさんを出産後、別れています。
さらに読む ⇒やーまんワクワクどっとコム出典/画像元: https://yamasanblog.com/archives/5546フリーランスとして活躍するデルスさんの、冷静沈着な性格が現れているエピソードが印象的でした。
海外での生活経験が、彼の思考力や対応力を育んだのでしょう。
親子がお互いを尊重し合っている関係性も素敵です。
デルスさんは、現在フリーランスのフォトグラファーとして活動しており、写真や絵、執筆など多才な才能を発揮しています。
ヤマザキマリさんとは近くに住みながらも、必要がない限り会わない関係で、お互いを尊重し合っています。
デルスさんの冷静沈着な性格は、日常の様々な場面で表れており、例えば、UberEatsのオムライスが1つしか届かなかった際にも、冷静に対処し、追加のオムライスをサービスで獲得しました。
ヤマザキマリさんは、息子のそのような対応について、国際転校を繰り返した幼少期の経験から、デルス氏が達観した考え方を持つようになったと分析しています。
多様な生き方が認められる今の時代に、デルスさんのように自分の才能を活かして生きている姿は、とても魅力的ですね。フリーランスという働き方も、これからの時代には重要になってくるでしょう。
次のページを読む ⇒
ヤマザキマリが息子デルスとの成長を鮮やかに描くエッセイ。世界を旅した少年の多感な日々、母子の絆、そして自由な生き方。心に響く感動の物語。