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作家夫婦の軌跡!吉村昭と津村節子の物語(?)二人の波瀾万丈な人生とは!?

芥川賞作家・津村節子と夫・吉村昭の知られざる関係!貴重な書簡で紡ぐ、夫婦の愛情と創作の軌跡。吉村昭が愛した言葉の数々を、手紙を通して体感!

作家夫婦の軌跡!吉村昭と津村節子の物語(?)二人の波瀾万丈な人生とは!?

📘 この記事で分かる事!

💡 戦時中から作家として活躍するまでの吉村昭と津村節子の軌跡を紹介します。

💡 夫婦の絆、そして作家としての生き様を、手紙やエッセイを通して紐解いていきます。

💡 吉村昭記念文学館で開催されている「吉村昭の手紙」展についても詳しくご紹介します。

それでは、二人の歩みを追いかけていきましょう。

作家への道

津村節子さんはどんな困難を乗り越えて作家になったの?

悲しみと貧困を乗り越えた

二人の出会いと結婚、そして作家への道のりは、まさにドラマティックですね。

吉村昭と津村節子―波瀾万丈おしどり夫婦―』 谷口桂子
吉村昭と津村節子―波瀾万丈おしどり夫婦―』 谷口桂子

✅ 吉村昭と津村節子という夫婦は、作家志望同士で結婚し、生活の苦難や創作活動の葛藤を乗り越えながら、互いに支え合い、それぞれが作家として成功を収めた。

✅ 若くして結婚した二人は、生活のために行商の旅に出たり、互いに小説が書けずに夫婦喧嘩を繰り返したりするなど、苦労を重ねた。

✅ 困難な状況の中でも、お互いを信じ抜き、家庭という共通の根を大事にし、作家として、そして家庭人として、着実に歩み続けた彼らの波瀾万丈な人生は、多くの読者に共感と感動を与えるだろう。

さらに読む ⇒新潮社出典/画像元: https://www.shinchosha.co.jp/book/355241/

まさに、困難を乗り越えてきた夫婦の物語ですね。

9歳で母を亡くし、15歳で父を亡くした悲しみを乗り越え、14歳で少女小説を書き始めた津村節子。

幼い頃から体が弱く、本ばかり読んでいたことから、作家になることを夢見ていました。

戦時中は東京工業専門学校写真科に通い、終戦後は洋裁の技術を学ぶために目黒のドレスメーカー女学院に通います。

卒業後は、埼玉県の入間川で洋裁店を開業し、成功を収めます。

その間も小説を書き続け、1964年に『さい果て』で新潮社同人雑誌賞を受賞、1965年には『玩具』で芥川賞を受賞し、作家としての道を歩み始めます。

しかし、結婚した吉村昭との生活は経済的に苦しく、長い間、貧困に苦しむことになります。

それでも、夫を支えながら、作家活動を続け、数々の賞を受賞し、現在も現役の作家として活躍しています。

懐かしいなぁ。あの頃の苦労は、今の私たちには想像もつかないよ。

作家としての活躍

吉村昭と津村節子はどんな関係?

夫婦です

吉村昭さんの作品は、どれも深いメッセージが込められているように感じます。

小説家夫婦の馴れ初めとは?「結婚したら小説が書けなくなる」とプロポーズをいなす津村節子に、何度も口説き続けた吉村昭 吉村昭と津村節子 波瀾万丈おしどり夫婦

公開日:2024/03/08

小説家夫婦の馴れ初めとは?「結婚したら小説が書けなくなる」とプロポーズをいなす津村節子に、何度も口説き続けた吉村昭 吉村昭と津村節子  波瀾万丈おしどり夫婦

✅ 小説家夫婦である吉村昭と津村節子は、どのように出会い、結婚に至ったのか、その馴れ初めについて紹介しています。

✅ 吉村昭は、真面目さとストイックな性格で知られており、周囲からは「欠点がない人」「温和で優しい」と評されていました。

✅ しかし、その温和な外見の裏には、自分の信念を貫き通す強さがあり、周囲からは「怖い人」と見られることもあったようです。

さらに読む ⇒婦人公論.jp|芸能、事件、体験告白……知りたいニュースがここに!出典/画像元: https://fujinkoron.jp/articles/-/11315?display=full

二人の個性的な作家性が垣間見える、興味深い内容ですね。

吉村昭は、昭和2年生まれの小説家で、学習院大学在学中に執筆活動を開始し、昭和41年に『星への旅』で太宰治賞を受賞しました。

同年、『戦艦武蔵』がベストセラーとなり、その後も数多くの作品を発表しました。

彼は『死とはなにか、生とはなにか』を主題に、人間の本質を探求し、戦史・歴史・医学・動物小説など幅広い題材を扱いました

吉村昭は入念な取材に基づいた作品で知られており、吉村昭記念文学館には彼の初刊本が展示されています。

一方、津村節子は昭和3年生まれの作家で、学習院大学で吉村昭と出会い、結婚しました。

昭和40年に『玩具』で芥川賞を受賞し、その後も多くの文学賞を受賞しました。

彼女は歴史・芸術・伝統産業などを題材に、数多くの作品を発表しています。

吉村昭さん、私も彼の作品は大好きです。特に『戦艦武蔵』は、何度読んでも感動します。

支え合い、競い合う夫婦の生活

津村節子の料理の腕前は?

最初は苦手だったが、腕を磨いた

夫婦の絆、そして作家としての生き様を感じられる、素晴らしいエッセイ集ですね。

似ない者夫婦 :津村 節子
似ない者夫婦 :津村 節子

✅ 「似ない者夫婦」は、作家・津村節子氏が夫である吉村昭氏の死後7年を経て執筆したエッセイ集です。

✅ 本書は、戦時中の青春時代から作家としての活動、夫婦生活、そして吉村昭氏の病魔との闘いまで、二人の人生の軌跡を克明に描写しています。

✅ 夫婦の絆、人生の機微、そして作家としての深い洞察が感じられる、味わい深い45篇のエッセイが収録されています。

さらに読む ⇒河出書房新社出典/画像元: https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309021812/

夫婦の日常生活が垣間見える、温かいエピソードですね。

結婚当初、料理ができないと夫に言っていた津村節子ですが、実際には料理雑誌や本を参考に腕を磨き、こっそりと料理の腕前を上げていました。

夫も料理にこだわりがあり、毎日の食事の献立を気にかけ、献立会議を開いていたそうです。

津村節子は、夫の料理好きは戦争中の飢餓経験によるものだと推測しています。

夫婦はともに文学の世界で活躍しながら、生活面では互いに支え合い、時には競い合うような関係を築いていたことがわかります

戦時中の生活、そして作家としての苦労…。現代では想像もつかない時代ですね。

吉村昭の手紙展

吉村昭の手紙展でどんな内容が見られる?

作家としての志と家族愛

吉村昭さんの手書きの手紙を見られるなんて、貴重な機会ですね。

PICK UP EXHIBITIONS「吉村昭の手紙」-Letter from Akira Yoshimura- - 荒川区立図書館
PICK UP EXHIBITIONS「吉村昭の手紙」-Letter from Akira Yoshimura- - 荒川区立図書館

✅ 吉村昭の代表作である「殉国」「羆嵐」「海も暮れきる」「破獄」などの作品執筆の裏側を、吉村が残した手紙を通して紹介する企画展

✅ 展示では、吉村が妻や取材対象者、編集者などに宛てた手紙を通して、作品の裏話を垣間見ることができる。

✅ 手紙を通して、吉村が執筆に臨む姿勢や、作品への情熱、取材の苦労などを垣間見ることができる。

さらに読む ⇒トップページ - 荒川区立図書館出典/画像元: https://www.library.city.arakawa.tokyo.jp/contents?pid=1963

手紙を通して、吉村昭さんの作品への情熱が伝わってきます。

吉村昭記念文学館では、3月16日から5月15日までの期間、企画展「吉村昭の手紙」を開催しています。

本展では、吉村昭の妻である作家津村節子との往復書簡、敬愛する作家や俳優、取材・調査を行った人物、編集者への手紙などを展示しています。

180通以上の津村節子との往復書簡には、吉村昭の小説家としての揺るぎない志と家族への深い愛情が綴られており、手紙だからこそ伝えられた言葉の数々から、作品執筆の背景と吉村昭の魅力に迫ります

主な展示内容は、木村盛武宛、緒形拳宛、取材した刑務官からの手紙、佐多稲子宛、丸谷才一宛など。

また、石川利光、臼井吉見、高見順、中山義秀、丹羽文雄、八木義徳など、敬愛する先輩作家への手紙も展示されます。

企画展と合わせて、オリジナルグッズがもらえる、参加型イベントも開催されます。

懐かしいなぁ。あの頃の作家さんたちの書簡は、現代では見られない貴重なものです。

今日の記事では、作家夫婦の生き様を通して、人生の深みを感じることができました。

🚩 結論!

💡 作家夫婦の軌跡、そして互いを支え合う姿は、現代社会においても学ぶべき点が多いのではないでしょうか。

💡 二人の作品を通して、戦争や人生の苦悩、そしてそれを乗り越える強さを感じることができます。

💡 吉村昭記念文学館の企画展「吉村昭の手紙」は、5月15日まで開催されていますので、ぜひ足を運んでみてください。