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映画監督・大島渚 親子と作品の軌跡を辿る!映画『戦場のメリークリスマス』『愛のコリーダ』とは?大島渚監督作品に見る映画の魅力と家族の絆

映画監督・大島渚の息子たち、大島武と大島新。長男は教育者、次男は映画監督としてそれぞれの道を歩む。父の代表作『愛のコリーダ』を機に、過去と向き合う次男。苦悩と葛藤を乗り越え、父の遺した言葉を胸に刻む。家族の絆、そして映画を通して見つめる人生。日本の映画史を彩る名作たちと共に、彼らの生き様を描き出す、心揺さぶるヒューマンドラマ。

映画監督・大島渚 親子と作品の軌跡を辿る!映画『戦場のメリークリスマス』『愛のコリーダ』とは?大島渚監督作品に見る映画の魅力と家族の絆

📘 この記事で分かる事!

💡 映画監督・大島渚氏の息子である大島武氏と大島新氏の、それぞれの人生と家族の物語。

💡 大島渚監督の代表作である『戦場のメリークリスマス』と『愛のコリーダ』の修復版公開情報。

💡 大島渚監督と息子たちが紡いだ言葉、そして映画作品を通して伝えられるメッセージ。

今回は、映画監督・大島渚氏の作品と、その家族の絆に焦点を当てていきます。

まずは、この記事でご紹介する内容を3つのポイントにまとめました。

大島家の現在と過去:家族の絆とそれぞれの道

大島武と大島新、それぞれの活躍の場は?

兄は教授、弟は映画監督。

幼少期からの様々な経験を経て、それぞれの道を歩む大島家の家族の姿は、とても印象的ですね。

母は間違いなく、僕にとってのヒーローです〈東京工芸大学芸術学部長教授大島武さん〉()
母は間違いなく、僕にとってのヒーローです〈東京工芸大学芸術学部長教授大島武さん〉()

✅ 大島武氏は、映画監督・大島渚氏と女優・小山明子氏を両親に持ち、幼少期は両親の知名度からさまざまな経験をした。

✅ 中学時代に映画『愛のコリーダ』の影響で「エロ監督の息子」と揶揄され苦悩したが、その経験を経て、現在は両親の出自を肯定的に捉えている。

✅ 両親は意図的に子どもたちを芸能界から遠ざけ、大島氏はNTT勤務を経て、現在は東京工芸大学教授としてビジネス実務論などを教えている。

さらに読む ⇒湘南の子育て育児情報が満載!|ぐるっとママ湘南出典/画像元: https://www.gurutto-mama-shonan.com/detail/1417/news/Interview-13525.html

大島武氏の教育者としての道、そして大島新氏のドキュメンタリー作家としての活躍。

両親の影響を受けながら、それぞれの個性を開花させている姿は素晴らしいですね。

小山明子さんの息子である大島武さんと大島新さんの、それぞれの人生を紐解きます。

長男の大島武さんは、経営学者として教育の道に進み、現在は東京工芸大学の教授を務めています。

学生時代には湘南高校から一橋大学へ進学し、ロンドン大学でMBAを取得。

NTTでの勤務経験を経て、教師としての道を歩んでいます。

一方、次男の大島新さんは、早稲田大学卒業後、フジテレビに入社し、ドキュメンタリー番組のディレクターとしてキャリアをスタート。

その後、フリーランスの映画監督へと転身し、数々の作品を手がけています。

二人の間には、結婚によって生まれた孫たちとの温かい家族の繋がりがあり、小山明子さんは、息子たちの支えを受けながら、うつ病を乗り越えました。

長男は小山さんの自宅から近い場所に住み、家族を支えています。

大島武さんの妻は湘南高校の同級生、新さんの妻は早稲田大学の同級生です。

大島武さんと大島新さんの、今の姿からは、両親の愛をしっかりと受け継ぎ、それぞれの人生を歩んでいる様子が伝わってきますね。良い話だ。

父・大島渚との絆:幼少期の葛藤と映画への再認識

大島新監督が再認識した映画『愛のコリーダ』の重要性とは?

映像美と父の映画人生の転換点。

映画史に残る作品が、修復されて再び観られるというのは、映画ファンにとっては嬉しいニュースですね。

戦場のメリークリスマス』修復版)『愛のコリーダ』修復版)の大規模上映を実現大島渚プロダクション・大島新監督インタビュー【】
戦場のメリークリスマス』修復版)『愛のコリーダ』修復版)の大規模上映を実現大島渚プロダクション・大島新監督インタビュー【】

✅ 映画監督の大島渚の代表作『戦場のメリークリスマス』と『愛のコリーダ』の修復版が、大島渚の没後10年にあたる2023年頃に、国立映画アーカイブに作品を収蔵する予定があり、その前に大規模ロードショーを行うことになった。

✅ 今回のリバイバル上映は、大島渚の息子でありドキュメンタリー作家である大島新氏が中心となり、配給会社の社長との偶然の出会いから実現した。上映作品は、大島渚最大のヒット作『戦場のメリークリスマス』と最大の問題作『愛のコリーダ』が選ばれた。

✅ 『愛のコリーダ』は性交シーンを実際に撮影した日本初の作品であり、『戦場のメリークリスマス』はデヴィッド・ボウイ、坂本龍一、ビートたけしという豪華キャストで話題を呼んだ作品である。

さらに読む ⇒(シネモア)出典/画像元: https://cinemore.jp/jp/news-feature/1995/article_p1.html

大島新監督が、父の作品を通して自身の幼少期を振り返り、映画の価値を再認識する姿は、深い感動を呼びますね。

大島新監督は、父である映画監督・大島渚の代表作『愛のコリーダ』修復版の公開を機に、自身の幼少期を振り返ります

父の映画がわいせつ罪に問われたことで「エロ監督の息子」として周囲の好奇の目に晒され、苦しい幼少期を過ごしました。

その影響で「普通の人」になりたいと願うも、スクリーンで改めて『愛のコリーダ』を鑑賞し、その映像美、そして藤竜也と松田英子の演技に感銘を受けました。

大島渚監督とは映画の話を直接することは少なかったものの、著作物管理を通じて関係者から話を聞いたり、自身の経験を通して、大島渚の映画人生の転換点であった『愛のコリーダ』の重要性を再認識しています。

『愛のコリーダ』は当時、ものすごい話題になった覚えがあるよ。修復版の上映、楽しみだな。

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映画監督・大島渚と息子たちの絆。父の言葉と映画作品を通して、社会を鋭く捉えた大島渚の世界。名作映画と共に、人間の葛藤と教訓を描き出す。