春川ますみ:昭和を彩った銀幕のスター、その素顔と現在?ストリップから銀幕へ:春川ますみの華麗なる軌跡
昭和を彩った名女優、春川ますみ。ストリップダンサー「メリー・ローズ」から映画、テレビへ。セクシーな役からお母さん役まで、鮮やかに演じ分ける姿は多くの人々を魅了した。「男はつらいよ」「赤かぶ検事」など数々の名作に出演。しかし、2001年を最後に姿を消し、その安否が今もなお、多くのファンによって案じられている。華麗なるキャリアと、彼女を取り巻く様々な伝説とは…。
💡 1950年代にストリップダンサーとして活躍し、その後女優へと転身。その異色の経歴が魅力。
💡 映画、テレビドラマで名脇役として活躍し、幅広い役柄をこなし、高い演技力で観客を魅了。
💡 晩年は公の場から姿を消し、その理由について様々な憶測が飛び交っている。
それでは、春川ますみさんの輝かしいキャリアと、現在の状況について、詳しく見ていきましょう。
浅草から銀幕へ:春川ますみの華麗なる転身
春川ますみ、何で有名?ストリップダンサーから女優へ?
ストリップダンサー「メリー・ローズ」として有名。
春川ますみさんの俳優としてのキャリアは、映画『グラマ島の誘惑』への出演から始まりました。

✅ 1959年製作の映画『グラマ島の誘惑』は、アナタハン事件をモチーフにしたブラックコメディであり、皇族や慰安婦が登場する大胆な内容が特徴です。
✅ 森繁久彌とフランキー堺が皇族兄弟を演じ、役者陣の個性的な演技や、当時の社会風刺を盛り込んだ作風が評価されていますが、賛否両論あるようです。
✅ 川島雄三監督は、天皇制批判が主題の分裂を招いたと述べており、喜劇としてだけでなく、きわどい風刺も含まれるため、観る人によって印象が異なる作品です。
さらに読む ⇒映画の感想・評価・ネタバレフィルマークス出典/画像元: https://filmarks.com/movies/22928アナタハン事件をモチーフにした作品ということで、かなり攻めた内容だったようですね。
当時の社会風刺を感じます。
1935年生まれ、本名 瀧川マチエとして知られる春川ますみは、昭和を代表する女優の一人です。
彼女のキャリアは、1950年代の浅草ロック座でのストリップダンサー「メリー・ローズ」としての活動から始まりました。
「ジャンボちゃん」や「ダルマちゃん」の愛称で親しまれ、その美貌とパフォーマンスで観客を魅了しました。
その後、日劇ミュージックホールを経て、映画界へ。
1959年には東宝映画「グラマ島の誘惑」で女優デビューを果たし、「続・社長太平記」など、多くの映画に出演しました。
いやあ、あの映画は衝撃的だったよ。森繁久彌とフランキー堺の組み合わせが最高だった。春川ますみさんも、ストリップダンサー出身とは思えない存在感だったねえ。
銀幕を彩る名脇役:多様な役柄への挑戦
春川ますみの映画での活躍とは?どんな作品に出演?
名脇役として活躍し、幅広い役柄を演じ観客を魅了
春川ますみさんの活躍を語る上で、映画『男はつらいよ』シリーズは外せませんね。

✅ 映画「男はつらいよ 寅次郎子守唄」は、昭和49年12月28日に公開されたシリーズ第14作で、十朱幸代がマドンナ役を務めました。
✅ 物語は、博の怪我で病院に担ぎ込まれた寅さんが、そこで働く看護師の京子(十朱幸代)と出会い、赤ん坊を連れた男との交流を通して、自身の生い立ちを重ね合わせる内容です。
✅ ロケ地は京成関屋駅、呼子港、唐津など多岐にわたり、観客動員数は226万7千人、併映作品は「ザ・ドリフターズの極楽はどこだ!!」でした。
さらに読む ⇒松竹シネマクラシックス出典/画像元: https://www.cinemaclassics.jp/tora-san/movie/14/寅さんシリーズ、懐かしいですね。
十朱幸代さん演じる京子との共演も印象的でした。
映画デビュー後、春川ますみは名脇役として活躍し、その演技力で数多くの作品に彩りを加えました。
「痴人の愛」「男はつらいよ」「家族」「砂の器」など、数々の名作に出演し、その存在感を示しました。
セクシーな役柄から、割烹着姿が印象的なお母さん役まで、幅広い役柄を演じこなし、観客を魅了。
映画『赤い殺意』では主演を務め、その演技が高く評価されました。
春川ますみさんは、本当に様々な作品に出演されていましたね。幅広い役柄を演じこなす、まさに名脇役という言葉がぴったりです。
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愛くるしい笑顔で国民的スターとなった春川ますみ。数々のドラマ・映画で活躍も、突然の引退。彼女の華麗なるキャリアと不可解な引退の真相に迫る。