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上野千鶴子と桐島洋子から学ぶ、自分らしい生き方とは?:多様な生き方と社会貢献を考える?上野千鶴子と桐島洋子の生き方、老後、女性活躍、そして自分らしい生き方

上野千鶴子氏と桐島洋子氏らの言葉から、現代社会における女性の生き方を紐解く。東大入学式での社会貢献への呼びかけ、老後の親子関係、多様な生き方の模索…そこには、個人の努力と社会構造、支え合いのあり方という複雑なテーマが交錯する。女性学の視点と、人生を豊かにするヒントが詰まった一冊。

上野千鶴子と桐島洋子から学ぶ、自分らしい生き方とは?:多様な生き方と社会貢献を考える?上野千鶴子と桐島洋子の生き方、老後、女性活躍、そして自分らしい生き方

📘 この記事で分かる事!

💡 上野千鶴子氏の東大入学式祝辞での社会問題提起、女性の学問的進出における課題を指摘。

💡 桐島洋子さんの老後に対する考え方、子どもに迷惑をかけることの肯定的な側面。

💡 多様な生き方と女性活躍推進セミナーでの対話、社会の変化に対する期待。

それでは、まず上野千鶴子氏の東大入学式での祝辞から見ていきましょう。

上野千鶴子氏の東京大学入学式での祝辞:社会貢献と階層間の断絶

上野千鶴子氏は東大入学式で何を訴えた?

社会貢献への意識

性別による不平等、社会貢献への意識、階層間の断絶というテーマについて語られます。

アクション→集会・イベントレポート→ウィメンズアクションネットワーク理事長上野千鶴子氏の平成年度東京大学学部入学式での祝辞(全文)
アクション→集会・イベントレポート→ウィメンズアクションネットワーク理事長上野千鶴子氏の平成年度東京大学学部入学式での祝辞(全文)

✅ 東京大学入学式での祝辞では、医学部における女子学生の合格率の低さ、特に東京医科大学での不正入試問題を例に挙げ、女子学生が学問の世界で直面する不平等な状況について触れられました。

✅ 女子学生は男子学生よりも高い偏差値を持つにもかかわらず、大学進学率は低く、東大入学者の女性比率も低いことをデータに基づき指摘し、これは親の性差別など、社会的な構造的な問題によるものだと分析しました。

✅ 女子学生が学問的な成果を隠したり、東大生であることを隠そうとするのは、社会における女性に対する「かわいい」という価値観が、学力や能力とは切り離された形で評価されるためであり、東大生の男子学生が女性を性的に凌辱した事件や、女子学生が入れない男子サークルなどの事例を通して、女性が学問の世界で直面する困難さを改めて示しました。

さらに読む ⇒ウィメンズアクションネットワーク゛出典/画像元: https://wan.or.jp/article/show/8334

上野氏の祝辞は、現代社会における女性を取り巻く問題、格差問題に焦点を当てていますね。

上野千鶴子氏は、東京大学入学式で新入生に対し、恵まれた環境と能力を社会貢献に活かすよう訴えました。

特に、日本の社会的な成功者が自分の成功を努力の賜物と考えがちである一方、恵まれた環境や能力について自覚が少ない点を指摘し、階層間の断絶が近年深まっている現状を憂慮しました

しかし、上野氏の主張は、強者が必ずしも弱者を包摂する必要はないという側面も持ち合わせており、そのスタンスには矛盾を感じられる部分があると指摘されています。

氏の言葉は、社会における弱者への支援と、個人の努力や責任という複雑な問題を浮き彫りにしています。

上野千鶴子さんの祝辞、大変興味深いですね。昔と今とでは、女性を取り巻く環境もずいぶんと変わりました。

老後の親と子の関係:迷惑をかけてもよいのか?

老後の親は子どもに迷惑をかけてもいいのか?

ほどほどにOK

老後における親と子の関係性、迷惑をかけることの是非について議論が展開されます。

桐島洋子×上野千鶴子「子どもへの上手な迷惑のかけ方は」下っていく現実を受け止めて

公開日:2019/07/01

桐島洋子×上野千鶴子「子どもへの上手な迷惑のかけ方は」下っていく現実を受け止めて

✅ 桐島洋子さんは著書「媚びない老後」で「最期は子どもたちの世話になりたい」と主張。高齢者のリアルな本音をよく知る上野千鶴子さんは、桐島さんの意見に賛同し、子どもに「何があるかわからないから、その時はよろしくね、くらい言っときなさいね」とアドバイスしている。

✅ 親の介護の経験から、同じ思いを子どもにはさせたくないと考えている高齢者が多い一方で、桐島さんは、親子の縁を結んでしまった以上、老後はほどほどの迷惑をかけてもいいと考えている。

✅ 桐島さんは、最近次女と同居を始め、お互いに生活感覚が似ているため暮らしやすいと感じている一方、以前は友人夫婦とのシェアハウスも経験しており、親子、友人など様々な関係性での同居を経験している。

さらに読む ⇒婦人公論|芸能、事件、体験告白……知りたいニュースがここに!出典/画像元: https://fujinkoron.jp/articles/-/470?display=full

桐島さんと上野さんの対談は、老後のあり方について、多様な価値観を示唆していますね。

桐島洋子さんと上野千鶴子さんの対談では、老後の親が子どもに迷惑をかけることの是非について議論が交わされました。

桐島さんは自身の著書『媚びない老後』の中で、子どもに最期は世話になりたいという意見を表明し、上野さんは、子どもを育てるために女性は多くの時間とエネルギーを費やしているため、老後に少し世話になってもよいと賛同しました。

高齢者の多くが、子どもに迷惑をかけたくないと考えている現状について、桐島さんは、親子の縁は解消できないことから、ほどほどの迷惑をかけてもよいと主張しました。

上野さんは、介護保険制度が始まる以前は、親の介護で苦労した人が多く、同じ思いを子どもにさせたくないと考えている可能性を指摘しました。

老後の問題は避けて通れませんからね。様々な考え方を知っておくことは大事ですね。

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桐島洋子と上野千鶴子の視点から、多様な生き方と女性の生きづらさを考察。親子関係、シェアハウス、女性学、そして函館でのセミナー経験を通して、対話と多様性の大切さを訴える。