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塩見三省、脳出血からの復活と新たな表現への挑戦?俳優・塩見三省、半生を語る

ベテラン俳優、塩見三省。脳出血からの壮絶な復活劇! 左半身麻痺と向き合いながら、俳優業を再開。苦しみと希望を綴った著書『歌うように伝えたい』は、多くの共感を呼ぶ。映画出演、執筆活動、多岐にわたる活動を通して、病を乗り越え、人生を歌うように表現する塩見三省の今に迫る。映画作品情報も満載。

塩見三省、脳出血からの復活と新たな表現への挑戦?俳優・塩見三省、半生を語る

📘 この記事で分かる事!

💡 2014年の脳出血による半身麻痺から俳優復帰を果たし、現在はエッセイストとしても活躍。

💡 脳出血の後遺症による痛みと向き合い、医師にも説明できない痛みを克服しようと努力している。

💡 エッセイを通じて、病気と向き合う中で得た希望や人間性を表現し、多くの人々に感動を与えている。

それでは、塩見三省さんの俳優としての軌跡を辿りながら、彼の内面世界に迫っていきましょう。

脳出血からの復活と俳優活動

塩見三省さんはどんな病気で闘病生活を送りましたか?

脳出血

塩見三省さんが脳出血から俳優復帰を果たすまでの道のり、そしてその過程での葛藤や希望を語ります。

俳優・塩見三省さん『歌うように伝えたい人生を中断した私の再生と希望』インタビュー不自由な「半世界」、見つけた使命

公開日:2021/08/23

俳優・塩見三省さん『歌うように伝えたい人生を中断した私の再生と希望』インタビュー不自由な「半世界」、見つけた使命

✅ 塩見三省さんは2014年に脳出血で倒れ、左半身が麻痺し、自由に動けなくなりました。リハビリ中にiPadで映画を見たり、音楽を聴いたりする中で、自身の思いを指で書き留めるようになりました。

✅ 塩見さんは脳の半分しか機能していない状態を「半世界」と表現し、自身の経験や周りの人との出会いをありのままに書き記すことで、新たな表現方法を見出し、立ち直りのきっかけを得ました。

✅ 塩見さんは俳優に復帰し、杖をついた姿で自身の身体の不具合をそのまま表現することで、映画やドラマの現場におけるバリアフリーの必要性を訴えています。また、病や事故、震災などで日常を奪われた人々への希望や再生を考え、この本を書くことで大切な人々との思い出が鮮明になり、それが生きる力になったと語っています。

さらに読む ⇒好書好日|出典/画像元: https://book.asahi.com/article/14420936

塩見さんの病気との向き合い方、そして俳優としての復帰は、多くの人々に勇気を与えるでしょう。

塩見三省さんは、1948年生まれのベテラン俳優で、映画『12人の優しい日本人』『GO』『LoveLetter』などに出演し、幅広い役柄を演じています。

2014年3月に脳出血で倒れ、5ヶ月間の入院とリハビリ生活を送りました。

2016年2月27日スタートのNHKドラマ「恋の三陸列車コンで行こう!」で俳優復帰を果たしました。

2013年から体調不良で芸能活動を休止していたため、病名や詳しい健康状態は明かされていませんでしたが、2016年2月26日の『あさイチ!』では、脳出血だったことやリハビリ中の動画も公開しました。

塩見さんは、脳出血の影響で体の左側が動きづらい状態ですが、自らを鼓舞しながら奥様と散歩する様子などを公開し、同じ施設でリハビリしていた長嶋茂雄さんの姿に励まされたと語りました。

塩見さんは、2016年にNHKドラマ「恋の三陸列車コンで行こう!」で俳優復帰を果たし、2017年には映画「アウトレイジ最終章」にも出演しました。

現在は左半身に麻痺が残っていますが、俳優活動を続け、2021年には自身の経験を綴った本「歌うように伝えたい人生を中断した私の再生と希望」を出版しました。

本の中では、脳出血発症からの絶望、俳優復帰までの葛藤、そして病気と向き合う中で得た希望について語られています。

素晴らしいですね。病気を抱えながらも俳優として復帰し、表現活動を続ける姿は、まさに生きる力そのものですね。

痛みとの闘い

塩見さんの左半身の痛みはなぜ医師も説明できないのか?

感覚がないはずなのに感じるから

脳出血の後遺症である痛みとの闘い、そして塩見三省さんがどのようにその痛みに向き合っているのかを探ります。

麻痺で感覚がないはずなのに絶え間ない痛みが襲う…俳優・塩見三省が脳出血の後遺症と闘った壮絶な逆転劇
麻痺で感覚がないはずなのに絶え間ない痛みが襲う…俳優・塩見三省が脳出血の後遺症と闘った壮絶な逆転劇

✅ 塩見三省さんは脳出血の後遺症として左半身不随と絶え間ない痛みを抱えています。痛みはリハビリが進むにつれて増し、感覚がないはずの左半身に感じるため、本人は「壊れた脳を自分は騙しているのか」と疑問を抱いています。

✅ 医師にも説明できないこの痛みに対し、塩見さんは原始的な手段を試みるなど、自分自身で克服しようと努力しています。

✅ この経験を通して、塩見さんは脳の複雑さ、そして障害を持つ者が社会に生きていくことの困難さを痛感しています。特に、医師の判断に反発していたことを反省し、生活スタイルやリハビリに真摯に向き合う重要性を訴えています。

さらに読む ⇒文春オンライン世の中の「ほんとう」がわかります出典/画像元: https://bunshun.jp/articles/-/76748?page=1

医師にも理解されない痛みを、自らの力で克服しようとする姿は、人間の強さを感じさせますね。

塩見三省さんは、脳出血の後遺症として左半身不随と絶え間ない痛みを抱えています。

この痛みは、感覚がないはずの左半身に感じるため、医師にも説明がつかないもので、リハビリを進めるほどに増していくという苦しみを経験しています。

塩見さんは、この痛みを克服するために、脳を騙すような原始的な手段を試みています

例えば、撮影に集中したり、何か夢中になることで痛みを忘れようとするなど、痛みから逃れる方法を探しています。

また、薬の服用を避け、自分の力で脳をコントロールしようとしています。

これは、脳科学者も解明できていない幻肢痛と呼ばれる症状に似ていると推測されています。

塩見さんは、この痛みと向き合いながら、自分自身の力で生きていく道を探し続けています。

痛みとの向き合い方、まさに人間の根源的な部分に触れる内容ですね。想像を絶する苦しみの中で、それでも前を向く姿には頭が下がります。

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俳優・塩見三省、病と向き合い、表現活動で輝く! エッセイ、映画、ラジオ…苦悩を糧に、希望と感動を届ける。彼の活動から目が離せない。