C++ オブジェクト指向プログラミング入門:クラス、継承、ポリモーフィズムとは?C++におけるクラスの基本概念とオブジェクト指向プログラミング
C++オブジェクト指向入門!クラス、継承、ポリモーフィズムを動物の世界を通して解説。クラスの定義からオブジェクト生成、コンストラクタ、デストラクタ、そして継承の基本までを網羅。抽象クラスや仮想関数、メモリ管理の重要性もわかりやすく解説し、効率的なソフトウェア設計のノウハウを伝授します。C++プログラミングの理解を深め、より堅牢なコードを書けるようになりましょう!
💡 オブジェクト指向プログラミングの基本概念であるクラスとオブジェクト、継承、ポリモーフィズムについて解説します。
💡 C++におけるクラスの定義方法、アクセス指定子、コンストラクタとデストラクタの使用方法を説明します。
💡 継承、ポリモーフィズムの概念を理解し、C++プログラミングにおける活用方法を学びます。
それでは、まずオブジェクト指向プログラミングの基礎となるクラスの概念について、詳しく見ていきましょう。
オブジェクト指向プログラミングにおけるクラスの概念
クラスとは何ですか?
設計図のようなもの
C++のクラスとオブジェクト指向プログラミングについて解説します。
クラスの定義、オブジェクトの生成、アクセス指定子、コンストラクタとデストラクタ、メンバ関数とメンバ変数を学びます。
公開日:2024/06/19

✅ この記事では、C++のクラスとオブジェクト指向プログラミングの基本について解説しています。クラスの定義とオブジェクトの生成、アクセス指定子(public, private, protected)、コンストラクタとデストラクタ、メンバ関数とメンバ変数の説明があります。
✅ さらに、継承とポリモーフィズムといったオブジェクト指向プログラミングにおける重要な概念についても言及しています。
✅ これらの概念は、現実世界の問題をモデル化し、コードの再利用性と保守性を向上させるための強力なツールとなるため、C++プログラミングを学ぶ上で不可欠です。
さらに読む ⇒入門~基礎から学ぶ出典/画像元: https://cpp-kiso.com/classes-object-oriented/C++のクラスとオブジェクト指向プログラミングは、コードの再利用性と保守性を高めるために非常に重要です。
各要素がどのように連携し、プログラムを構成するのか、詳しく見ていきます。
オブジェクト指向プログラミングにおいて、クラスは、データ構造と関数(メンバー関数)をまとめたものであり、実際のオブジェクトを作成するための設計図のようなものです。
C++では、キーワード class を使ってクラスを定義します。
クラスには、メンバーであるデータと関数があり、関数には公開(public)と非公開(private)があります。
公開関数はクラスの外からアクセスできますが、非公開関数はアクセスできません。
クラスから実際にオブジェクトを作成することをオブジェクトの生成(インスタンス化)といい、型名と変数名で表現されます。
クラスのメンバーにアクセスするには、アクセサーと呼ばれるメソッドを使用します。
アクセサーは、ゲッターやセッターなどの役割を持つ関数で、隠蔽されたメンバーへのアクセス手段を提供します。
また、メソッドの呼び出しでは、オブジェクトへのポインタを表す this が使用されます。
なるほど、クラスは設計図のようなものなのですね。publicとprivateの使い分けも、きちんと理解しておかないといけませんね。
クラスの継承とポリモーフィズム
クラス継承とは何か?
機能拡張のための仕組み
オブジェクト指向プログラミングにおける継承の概念について解説します。
継承の仕組みや、メリットについて説明します。

✅ 本章では、既存のクラスを元に新しいクラスを作成し、その機能を受け継ぐ「継承」について解説しています。
✅ 継承では、元のクラスを「基本クラス」、新しいクラスを「派生クラス」と呼び、派生クラスは基本クラスのフィールド変数、メソッドを受け継ぎます。
✅ 継承によって、共通機能を基本クラスで定義し、派生クラスで拡張することで、プログラム効率を高めることができます。
さらに読む ⇒神田スクール出典/画像元: https://kanda-it-school-kensyu.com/php-framework-contents/pfc_ch10/pfc_1001/継承は、クラス間の関係性を明確にし、コードの重複を避けるために重要です。
派生クラスが基底クラスの機能を受け継ぎ、拡張できる点が興味深いですね。
クラスの継承は、既存のクラス(基底クラス)の特性を新しいクラス(派生クラス)に引き継ぎ、機能を拡張または特化させる仕組みです。
継承は、コードの再利用性と保守性を向上させる重要な概念であり、is-a関係 で表現されます。
派生クラスは基底クラスの公開および保護されたメンバーにアクセスでき、基底クラスのインターフェースを拡張または特化することができます。
基底クラスへの参照やポインタを通じて派生クラスのオブジェクトを扱うことができます。
C++での継承は、クラス定義時にコロン()を使って指定し、継承方法には public、protected、private の3種類があります。
仮想関数を使用する場合は、仮想デストラクタの定義を忘れずに行う必要があります。
継承は、設計時に適切な関係が成り立つことを確認し、過度な使用は避け、必要に応じてコンポジション (他のクラスをメンバーとして持つ) を検討する必要があります。
継承は、既存のものを活かして新しいものを作る、という点で、文化の発展にも似ていますね。is-aの関係というのも、分かりやすいです。
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