仲代達矢の俳優人生を振り返る、時代劇、黒澤明作品、無名塾とは?日本映画界を代表する名優、仲代達矢の軌跡
日本映画界の巨星、仲代達矢。黒澤明、小林正樹ら名匠との出会いから生まれた数々の名作。「人間の條件」「切腹」「影武者」…圧巻の演技で観る者を魅了し続ける。92歳となった今も現役で、その存在感は色褪せない。時代劇から現代劇まで、映画史に輝くその軌跡を辿る。最新作「ゆずり葉の頃」も必見。
巨匠監督による時代劇映画の世界
黒澤明、小林正樹、岡本喜八の時代劇映画の魅力は?
個性と名優の演技
「用心棒」は、三船敏郎さんの演技が印象的で、黒澤明監督の演出も冴え渡る作品でした。
公開日:2021/04/25

✅ この記事は、黒澤明監督の映画「用心棒」が公開されて60周年を迎えたことを記念して、作者のタムラゲン氏が自身の体験を交えながら「用心棒」の魅力について語ったものです。
✅ 記事では、作者が初めて「用心棒」を見た時の衝撃や、その後も何度も鑑賞し続けていること、そして「用心棒」がアメリカでも人気が高いことなどが語られています。
✅ 特に、作者は「用心棒」の脚本、撮影、音楽、そして三船敏郎の演技に強い感銘を受けており、自身の黒澤映画への意識が変わった映画として「用心棒」を位置付けています。
さらに読む ⇒ゲンさんの画帳 イラストレータータムラゲンのブログ出典/画像元: https://gensanart.com/yojimbo/三船敏郎さんの存在感、黒澤明監督の演出、そして脚本の巧みさ。
何度観ても飽きない傑作ですね。
この映画が公開されてから、もうそんなに経つんですね。
黒澤明、小林正樹、岡本喜八といった巨匠監督による時代劇映画は、それぞれの監督の個性と時代劇の面白さを存分に発揮しており、高い評価を受けています。
仲代達矢、三船敏郎といった名優たちの演技も見どころです。
黒澤明 「乱」 (1985) シェイクスピアの「リア王」をモチーフに、家督を巡る骨肉の争いを壮大なスケールで描いた戦国時代劇。
仲代達矢主演。
「椿三十郎」 (1962) 「用心棒」の続編で、三船敏郎演じる椿三十郎が、不正な上役を暴くために若侍たちを助ける物語。
「用心棒」 (1961) 浪人・三船敏郎が、対立するやくざ同士を戦わせ、最後は自らの刀でやくざたちを倒す痛快娯楽活劇。
小林正樹 「切腹」 (1962) 浪人・仲代達矢が、武士道の残酷さを描いた時代劇。
カンヌ国際映画祭審査員特別賞受賞作。
岡本喜八 「なめくじに聞け」 (1968) 都筑道夫の小説を映画化したアクションコメディ。
謎の殺し屋組織に追われる男・仲代達矢が、ブラックユーモアを交えながら真相を追求していく。
えー、60周年ですか!「用心棒」、昔の映画なのに、全然古臭くないですよね。脚本も斬新で、今の時代劇にも影響を与えていると思います。
俳優としての歩み
仲代達矢さんの代表作は何?
七人の侍、用心棒、切腹
仲代達矢さんが「役者」という肩書きを大切にされているという言葉が印象的でした。

✅ 仲代達矢氏は、俳優ではなく「役者」という肩書きを大切にしており、役によって自身が変わっていくことを重要視していることを語りました。
✅ 黒澤明監督の映画「七人の侍」では、わずか数秒の出演ながらも、長時間のリハーサルを経験し、役者としての厳しさを学びました。
✅ 仲代氏は、次の世代に向け、妻・宮崎恭子さんの言葉「頑張るって、皆が仲良くすることよ。頑張ることの中心は、愛なの。」を贈りました。
さらに読む ⇒ニッポン放送出典/画像元: https://news.1242.com/article/523915役者として、常に変化を恐れず、様々な役を演じられてきた仲代達矢さんの姿勢は、素晴らしいですね。
その言葉に重みを感じます。
仲代達矢さんは1954年に黒澤明監督作品「七人の侍」でデビューし、1957年の映画「黒い河」で存在感のある演技を見せ、以後60年以上第一線で活躍されています。
仲代達矢さんは1956年、23歳で映画「火の鳥」でデビューし、翌年には小林正樹監督作品「黒い河」で冷酷なやくざ役を演じ、注目を集めました。
その後、1959年に小林正樹監督作品「人間の條件6部作」で主人公役に抜擢され、名監督たちとの仕事が増えました。
28歳の時には黒澤明監督から映画「用心棒」のオファーを受けますが、過去の経験から断りました。
しかし、黒澤明監督から直接呼び出されて、オファーの理由を伝え、最終的には出演を決めたそうです。
1962年には小林正樹監督作品「切腹」で浪人役を演じ、その後も時代劇から現代劇まで幅広い作品に出演しました。
40代では「華麗なる一族」や「不毛地帯」など、大ヒット作に次々と出演し、黒澤明監督作品「影武者」ではカンヌ国際映画祭グランプリを受賞するなど、活躍を続けました。
仲代達矢さんは、60年以上第一線で活躍し続ける、日本を代表する俳優の一人です。
いやあ、役者魂を感じますねえ。映画界の重鎮として、後進の育成にも力を入れているというのは、素晴らしいことです。あの頃の映画はよかった。
近年における活躍
仲代達矢が演じた映画「ゆずり葉の頃」の主人公はどんな人物?
過去を封印した女性
近年も、様々な作品に出演され、その活躍は目覚ましいですね。

✅ 第36回モスクワ国際映画祭で上映された映画が、CGを使わずに日本の伝統文化の魅力を余すところなく表現したことで大きな話題を呼んだ。
✅ 音楽は日本を代表するジャズ・ピアニストである山下洋輔が担当し、挿入画は日本美術界の重鎮である宮廻正明画伯による描き下ろし作品という豪華な布陣となっている。
✅ 八千草薫が着用する着物や、映画に登場するバッグやオルゴールなど、細部までこだわって選び抜かれた逸品の数々が映画の魅力を高めている。
さらに読む ⇒映画「ゆずり葉の頃」出典/画像元: http://www.pan-dora.co.jp/yuzuriha/intro.html八千草薫さんとの共演作など、新しい作品にも挑戦し続けている姿に感銘を受けました。
これからも目が離せませんね。
2017年には小林政広監督の『海辺のリア』で主演を務め、かつては名俳優だったものの家族に裏切られた男・桑畑兆吉を演じました。
共演者である阿部寛の演技を高く評価し、黒木華の演技からは新鮮さを感じたことをコメントしています。
仲代達矢は映画・舞台・テレビドラマで活躍するだけでなく、演出家としても活動しています。
映画「ゆずり葉の頃」の完成報告会見が開催され、八千草薫、仲代達矢、風間トオル、中みね子監督らが出席しました。
中監督は、映画が完成できたことに感謝し、八千草と仲代のダンスシーンについて「最高のラブシーンを撮ろうと思った」と語りました。
八千草は、映画への参加を決めたきっかけや撮影中の苦労を語り、仲代は、故岡本喜八監督への思いを語りつつ、八千草の演技を高く評価しました。
映画「ゆずり葉の頃」は、過去を封印して生きてきた年老いた女性・市子が、思い出の絵を捜す旅を通して人生と戦後の貧しい状況の中で胸にしまっていた思いが明かされていく物語です。
5月23日より公開されます。
こういう時代劇って、今の若い子にも響くと思うんですよね。昔の作品をリメイクするのもいいけど、こういう新しい挑戦は素晴らしいですね。
仲代達矢さんの俳優としての揺るぎない信念と、数々の名作を通して、その才能を存分に発揮されていることが印象的でした。
💡 仲代達矢は、映画『切腹』で武士道の虚偽を暴き、強烈な印象を残した。
💡 黒澤明監督作品をはじめ数多くの名作に出演し、日本映画界を牽引した。
💡 晩年も、舞台や映画で活躍し、後進の育成にも力を注ぎ、その才能を発揮し続けている。