浪花千栄子 映画の世界を振り返る!名女優の軌跡を辿る上映会とは?「おちょやん」で再注目!浪花千栄子特集上映会
昭和を彩った名女優、浪花千栄子。貧しい生い立ちから女優へと駆け上がった彼女の波乱万丈な生涯を振り返る。数々の名作で存在感を示し、映画史に名を刻んだ彼女の魅力とは? 溝口健二、黒澤明ら巨匠たちとの仕事、愛された人柄、そして「大阪のお母さん」と呼ばれた所以。その知られざる素顔に迫る。
舞台女優としての活躍とその後
浪花千栄子はどんな人生を送ったの?
女優、経営者、指導者
舞台女優としての活躍も語らずにはいられません。
困難を乗り越え、舞台に立ち続けた彼女の姿は、多くの人々に勇気を与えたでしょう。

✅ 浪花千栄子は、幼少期から苦労を重ね、奉公に出されたり、継母に虐げられたりするなど、困難な状況を経験した。
✅ 松竹家庭劇に参加し、2代目渋谷天外と結婚するも、戦後、渋谷との対立により松竹新喜劇を旗揚げ。のちに渋谷との離婚、松竹退団を経て、ラジオドラマでカムバックを果たす。
✅ ラジオドラマでの活躍により「大阪のお母さん」と呼ばれるようになり、大阪弁を駆使した演技と人柄で、大阪を代表する女優として人気を博した。
さらに読む ⇒リアルサウンド|音楽、映画・ドラマ、エンタメ×テック、書籍のカルチャーサイト出典/画像元: https://realsound.jp/movie/2020/12/post-666819.html彼女の人生は、まさに激動そのものだったんですね。
様々な経験が、彼女の演技に深みを与えたのかもしれません。
浪花千栄子は、18歳で劇団に入団し、映画にも出演しましたが、給与未払いの問題から映画界を離れます。
その後、松竹家庭劇や松竹新喜劇で活躍し、看板女優となります。
しかし、夫との離婚を機に松竹新喜劇を退団し、芸能界から姿を消します。
その後、NHKラジオ番組に出演し、再び人気を博します。
映画では溝口健二、木下恵介、黒澤明などの名監督の作品に出演し、実力派女優として活躍しました。
晩年には旅館を経営し、後進の指導にも力を入れていました。
1973年に66歳で亡くなり、勲四等瑞宝章を受章しました。
浪花千栄子さんの人生、すごいドラマチックですね。舞台から映画、ラジオまで、本当に幅広く活躍していたんですね。
「大阪のお母さん」
浪花千栄子はどんな存在だった?
昭和の名女優
テレビドラマやCM出演で、彼女はさらに幅広い層に知られる存在となりました。
その親しみやすい人柄が、多くの人々に愛された理由でしょう。

✅ 昭和30年代に入ると、映画業界はテレビの台頭により衰退し始めた。
✅ 映画館の数は減少、入場者数は激減し、テレビドラマの制作が盛んになるにつれて、千栄子の仕事もテレビ中心になっていった。
✅ テレビの普及により、千栄子の認知度はさらに高まり、特にオロナイン軟膏のCM出演後は、誰もが知る存在になった。
さらに読む ⇒富裕層向け資産防衛メディアゴールドオンライン出典/画像元: https://gentosha-go.com/articles/-/33366オロナイン軟膏のCMは、とても印象的でしたね。
多くの人に愛される、まさに「大阪のお母さん」という言葉がぴったりです。
浪花千栄子は、昭和を代表する名女優で、「大阪のお母さん」として親しまれていました。
彼女は、貧しいながらも努力を重ね、読み書きを習得したことで知られています。
また、オロナイン軟膏のCMに出演し、ホーロー看板にも登場するなど、親しみやすい存在でした。
関西に縁の深い女優として、阪神タイガースの村山実の引退試合では、村山に花束を手渡すなど、温かい一面も持ち合わせていました。
オロナイン軟膏のCM、懐かしいなあ!ホーロー看板もよく見たもんだ。浪花千栄子さん、ほんまにええ人やったなあ。
名脇役として
浪花千栄子の代表作は?
名脇役として数々の映画に出演
今回の特集上映では、彼女の代表作が上映されるということで、非常に楽しみですね。
彼女の魅力を再確認できる良い機会です。

✅ 大阪のシネ・ヌーヴォにて、5月8日から28日にかけて、NHK連続テレビ小説「おちょやん」の主人公・竹井千代のモデルとなった浪花千栄子の特集上映が開催されます。
✅ 上映作品は、「アチャコ青春手帖 東京篇」「夫婦善哉」「祇園囃子」など浪花千栄子が活躍した15作品。
✅ チケットは鑑賞日の3日前から窓口とオンラインで販売され、料金は一般1500円など、作品や年齢によって異なります。
さらに読む ⇒ナタリーポップカルチャーのニュースサイト出典/画像元: https://natalie.mu/eiga/news/427073名脇役としての彼女の存在感は、作品に深みを与えていますね。
様々な監督の作品で輝きを放ちました。
浪花千栄子は、名脇役として数々の映画作品に出演し、その演技が高く評価されました。
特に、溝口健二監督作品『祇園囃子』での演技は高く評価され、ブルーリボン賞助演女優賞を受賞しました。
その後も、溝口作品を始め、木下恵介監督の『女の園』『二十四の瞳』、豊田四郎監督の『猫と庄造と二人のをんな』など、数々の名作に出演し、存在感を示しました。
2017年1月14日から27日にかけて、東京・シネマヴェーラ渋谷にて、名脇役・浪花千栄子の特集上映「名脇役列伝I‐浪花千栄子でございます」が開催され、溝口健二、木下恵介など名匠たちの作品に出演した浪花の代表作15本が上映されます。
浪花千栄子さんの特集上映、行きたい!名脇役としての彼女の演技、絶対に見応えあると思う。昔の映画って、なんかいいよね。
浪花千栄子さんの映画の世界、いかがでしたでしょうか。
彼女の残した作品は、これからも私たちを魅了し続けるでしょう。
💡 大阪を中心に活躍した女優、浪花千栄子の映画作品上映会が開催。
💡 舞台、映画、ラジオ、テレビと多岐にわたる彼女の活躍を紹介。
💡 「大阪のお母さん」と呼ばれた浪花千栄子の人間性と、その功績を称える。