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写真家・武田花さんの写真と生涯とは?写真集『眠そうな町』を中心にその魅力を紐解く写真家・武田花の写真と生涯

写真家・エッセイスト、武田花。父は作家の武田泰淳、母は随筆家の武田百合子。19歳でカメラを手にして写真家へ。モノクロ写真で猫や街を写し出し、独特の世界観で魅了した。代表作「猫・陽のあたる場所」、木村伊兵衛写真賞受賞作『眠そうな町』。2024年逝去。写真とエッセイで紡ぎ出す、温かくも深みのある世界観は、今も人々の記憶に残り続ける。

写真家・武田花さんの写真と生涯とは?写真集『眠そうな町』を中心にその魅力を紐解く写真家・武田花の写真と生涯

📘 この記事で分かる事!

💡 写真家・武田花は、写真集『眠そうな町』で第15回木村伊兵衛写真賞を受賞。地方都市の風景を独自の視点で捉え、ノスタルジーとは異なる情緒を表現。

💡 武田花の代表作には、猫を題材にした写真集などがあり、写真家としてだけでなくエッセイストとしても活躍。2024年に逝去。

💡 武田花は、作家・武田泰淳と随筆家・武田百合子の娘であり、両親の影響を受けながら独自の表現を追求。両親との関係についても触れる。

それでは、武田花さんの生涯と、彼女の作品に込められた思いを、年代を追って見ていきましょう。

まずは、武田花の生い立ちから。

武田花の生涯

武田花はどんな人物だった?

写真家、エッセイスト

武田花さんの写真集『眠そうな町』は、彼女の代表作であり、第15回木村伊兵衛写真賞を受賞しています。

地方都市のさびれた風景を捉え、独特の世界観を作り上げています。

眠そうな町
眠そうな町

✅ 「眠そうな町」は、写真家・武田花による写真集で、1987年から約2年半かけて地方都市の風景を撮影した作品です。

✅ 武田花は、作家・武田泰淳と随筆家・武田百合子の娘であり、猫を被写体とした写真集やフォト・エッセイなどを手がけており、本書は第15回木村伊兵衛写真賞を受賞した代表作です。

✅ 本書では、草加や足利、館林、桐生などの地方都市の商店や路地、家屋など、さびれた光景が写し出されており、風化した町からノスタルジーとは異なる情緒と武田独自の視線を感じることができます。

さらに読む ⇒武田花出典/画像元: https://made-in-wonder.com/item_detail.php?item_id=3728

写真集『眠そうな町』、写真を通して武田花さんの視点を感じることができました。

特に地方都市の日常を切り取った写真は、心に残ります。

武田花は、1951年東京生まれの写真家、エッセイストです。

作家・武田泰淳と随筆家・武田百合子の娘として生まれ、19歳の頃に父からカメラをプレゼントされたことをきっかけに写真家としての道を歩み始めました。

モノクロ写真で独特の世界観を表現し、猫を題材にした作品で知られています。

代表作に「猫・陽のあたる場所」などがあります。

1990年には写真集『眠そうな町』で第15回木村伊兵衛写真賞を受賞するなど高い評価を得ていました。

写真家としてだけでなく、エッセイストとしても活躍し、写真とエッセイを組み合わせた作品を発表していました。

2024年4月30日、72歳で亡くなりました。

武田花さんの写真、懐かしい風景が目に浮かぶようですね。時代を感じさせる写真の数々は、見ていて心が落ち着きますね。

武田花の写真作品

武田花はどんな写真で賞を受賞した?

モノクロの町並み写真

写真集『眠そうな町』は、群馬県や栃木県などの沿線を舞台に、作者が何度も足を運んで撮影された写真で構成されています。

そこには、作者の情熱が感じられますね。

武田花写真集『眠そうな町』を見る

公開日:2021/01/20

武田花写真集『眠そうな町』を見る

✅ 武田花の写真集「眠そうな町」は、木村伊兵衛賞を受賞した作品で、2年半かけて群馬県や栃木県、埼玉県などの沿線を電車で旅しながら撮影された写真集です。

✅ 写真集には、変わった建物や風景などが収められており、多くの場所を何度も訪れて撮影されたことが伺えます。

✅ 作者の武田花は、写真集を通して、彼女の努力と熱意によって生まれた作品を世に送り出し、木村伊兵衛賞を受賞するまでに至ったことを示しています。

さらに読む ⇒の日記出典/画像元: https://mmpolo.hatenadiary.com/entry/2021/01/21/084143

木村伊兵衛賞を受賞した『眠そうな町』、写真を通して武田花さんの努力と情熱が伝わってきます。

モノクロ写真の表現も素晴らしいですね。

武田花は、多くの写真集やフォトエッセイを発表しました。

特に猫を題材にした作品は人気が高く、「猫・陽のあたる場所」は広く知られています。

また、1990年に発表された写真集『眠そうな町』は、時代に取り残されたような町並みをモノクロ写真で捉え、独特の情緒を感じさせる作品として高く評価されています。

この作品で、武田花は第15回木村伊兵衛写真賞を受賞しました

武田花さんの写真、素晴らしいですね! 私も写真に興味があるので、ぜひ写真集を読んでみたいと思いました。

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