92歳現役介護士、細井恵美子さんとは?介護への情熱と、揺るぎない姿勢に迫る!?92歳、現役介護士細井恵美子さんの、介護への情熱と揺るぎない姿勢。
91歳、介護職員として働く細井恵美子さん。看護師としての経験と、支えたいという強い思いから、高齢者の在宅復帰を支援。戦時中の経験、様々な病院での勤務を経て、現在は入所者に寄り添い、その人らしい生活をサポート。認知症ケアでは会話を重視し、名前を呼んで関係性を築く。細井さんの生き方は、年齢を超えた情熱と、人生の価値観を問いかけます。
💡 細井恵美子さんは、92歳にして現役の介護士として活躍。彼女の介護への情熱と揺るぎない姿勢に迫ります。
💡 戦後のシベリア抑留経験、看護師としてのキャリアを経て、訪問看護や介護施設の設立にも尽力されました。
💡 現在も高齢者福祉施設で働き、高齢者の心のケア、機能維持をサポート。その人となり、介護哲学に触れます。
さて、今回は92歳にして現役介護士として活躍されている細井恵美子さんについて、彼女の介護への情熱と、その人生観に迫っていきたいと思います。
91歳現役介護士、細井恵美子さんの物語
91歳で介護職を続ける細井さんの原動力は何?
戦後看護師経験
92歳にして現役で介護士として働く細井恵美子さんの生い立ち、そして介護への道のりを紐解いていきましょう。

✅ 細井恵美子さんは、終戦直後、シベリア抑留からの帰還者で両腕を失った男性患者の世話をしていました。退院を目前に、男性患者が家族と写った写真を見て、彼のその後の人生を案じ、深く心を痛めたそうです。
✅ 細井さんは、看護師として長年働き、医療現場だけでなく、退院後の患者さんの生活をサポートする訪問看護や介護施設の設立にも携わってきました。
✅ 細井さんは70年以上にわたる経験を通して、患者さんや利用者さんと向き合い、彼らの気持ちを理解し、寄り添うことの大切さを学びました。その経験は、周りの人々にとって大きな安心感と支えとなっています。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/212565?page=3戦争を経験し、看護師として多くの患者さんと向き合ってきた細井さんの言葉は、とても重みがありますね。
利用者さんの気持ちに寄り添う姿勢が素晴らしいです。
1931年生まれの細井恵美子さんは、91歳にして週3回、介護職員として働き続けています。
細井さんの介護への情熱は、戦後すぐに看護師として働き始めた頃に培われました。
両腕を失った男性患者の退院後の生活を案じた経験から、人々の支えとなることを決意したのです。
その後、訪問看護をスタートし、高齢者の在宅復帰を支援する「老人保健施設」の設立にも携わりました。
細井さんの生き方は、年齢を重ねても働き続けることの意義や、人生の価値観について考えさせられるものです。
いやあ、細井さんのような方がいらっしゃるから、今の介護は成り立っているんだね。昔の看護師さんは本当にすごい。
看護師として歩んだ道のり
細井さんは、どんな経験を経て看護師になったのですか?
勤労動員、看護婦養成所卒業
細井さんのこれまでの看護師としての活動を振り返ることで、彼女が介護に注ぐ情熱の源泉が見えてきますね。

✅ 細井恵美子さん(92歳)は、日本の訪問看護の草分け的存在で、看護師、介護職員として長年活躍されています。
✅ 終戦直後から看護師として働き、1972年に訪問看護を病院に提案し、その後は高齢者の在宅復帰を支援する老人保健施設の設立にも尽力しました。
✅ 現在も介護職員として働き続け、利用者が最期まで自分らしく生きられるように支えることを使命としています。
さらに読む ⇒ユニーク看護師細井恵美子歳現役ナースハートネット出演│アクティブナース図鑑出典/画像元: https://cango.blog/hosoi/訪問看護の草分け的存在として、高齢者の自立支援に貢献されたんですね。
医療現場の変化を目の当たりにしてきた経験が、今の細井さんを形作っているのでしょう。
細井さんは、戦時中は勤労動員でホームの掃除や線路のごみ拾いなどを経験しました。
その後、看護婦養成所を卒業し、様々な病院で勤務しました。
精神科、外科、小児科など幅広い分野で看護師として活躍し、37歳の時には京都南病院の総婦長に就任しました。
その後、同病院では人工透析の導入やICU・CCUの整備にも携わり、医療現場の変化を目の当たりにしてきました。
長年培ってきた経験と観察力を活かし、高齢者の方々と温かく接し、その人らしく過ごせるように寄り添っています。
細井さんのように長く医療に携わってきた方の言葉には、重みがあるわね。色々な経験をされてきたから、人の気持ちもよく分かるのでしょうね。
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介護のプロ、細井さん。入居者の人生を尊重し、寄り添う温かいケアを提供。会話と笑顔で、認知症ケアもサポート。彼女の想いが、介護の未来を照らす。