クリヨウジ、アニメ・漫画・芸術の軌跡を辿る？アニメーション、漫画、絵画…クリヨウジの多様な表現

日本のアニメーション界における1962年

1962年、日本のアニメーション界がどのように発展したのか、その背景に迫ります。

久里洋二

✅ 久里洋二は、アニメーション作家、イラストレーター、絵本作家、洋画家として活躍した日本の芸術家です。1928年生まれ、2024年に96歳で亡くなりました。

✅ 久里洋二は絵画、漫画、アニメーションの分野で数々の受賞歴を持ち、自身の独特なスタイルで多岐にわたる作品を制作してきました。代表作として、CMアニメーションや自主制作アニメーション、そして絵本などが挙げられます。

✅ 久里洋二は、公共交通機関のデザインにも携わっており、相模鉄道の「ほほえみ号」や京浜急行電鉄の「ファンタジア号」といった列車の装飾を手掛けました。また、日本アップジョン社の広報誌「SCOPE」の表紙イラストレーションを36年間担当し、436点もの作品を提供したことも知られています。

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アニメーション三人の会の上映イベントや、久里洋二氏の作品が映画祭で評価されたことは、素晴らしいですね。

1962年は、日本のアニメーションにとって重要な年でした。

アニメーション三人の会（久里洋二、柳原良平、真鍋博）が、2回目のアニメーション上映イベントを1月19日に開催しました。

久里洋二は、同年、自身の作品「あっちこっち」で、第2回アヌシー国際アニメーション映画祭に初参加しました。

また、彼の作品「人間動物園」は、第23回ヴェネツィア国際映画祭で、アニメーション部門の銅賞を受賞しました。

テレビの世界では、横山隆一の「おとぎプロ」アニメーションシリーズ「インスタントヒストリー」が、1962年に「おとぎマンガカレンダー」と改題され、フジテレビからTBSに移りました。

また、横山隆一監督による7本の短編をまとめたオムニバス作品「おとぎの世界旅行」が公開されました。

1962年は、日本のアニメーション界にとって、新たな章の始まりを告げる年となりました。

1962年って、アニメーションの歴史にとっても重要な年だったんですね。レトロな作品にもっと触れたくなりました！

多岐にわたるクリヨウジの創作活動

クリヨウジ氏の幅広い創作活動について、さらに詳しく見ていきましょう。

クリヨウジ（久里洋二）オーラル・ヒストリー–日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ

✅ 久里洋二氏は1956年から1970年頃にかけて、雑誌『音楽の友』や『労働運動』に寄稿し、アニメーション制作に取り組んでいた。

✅ 1958年に結成された「若い日本の会」には、江藤淳、石原慎太郎、浅利慶太、大江健三郎、谷川俊太郎、ペギー葉山らと共に参加していた。

✅ 久里洋二氏は「若い日本の会」の活動を通して、羽仁進、武満徹、秋山邦晴など、映像や音楽関係者との交流を深めた。

さらに読む ⇒日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ–日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴは、美術の分野に携わってきた方々にインタヴューを行い、口述史料として収集・保存している団体で、年に美術史の研究者や学芸員によって設立されました。このサイトでは、そのインタヴューを書き起こした文章を公開しています。出典/画像元: https://oralarthistory.org/archives/interviews/kuri_yoji_01/

CM制作、アニメーション制作、そして様々な分野での創作活動…本当に多才な方ですね！。

クリヨウジ（久里洋二）は、1950年から漫画家として活動を始め、1958年に『久里洋二漫画集』を自費出版し、文藝春秋漫画賞を受賞しました。

その後も漫画家として活動しますが、1960年代からアニメーションに本格的に取り組み始めます。

1960年に制作したミツワ石鹸のCMが最初のアニメーション作品となり、真鍋博、柳原良平らとともに「アニメーション三人の会」を結成し、実験的なアニメーションを発表しました。

代表作である『人間動物園』は世界中の映画祭で受賞し、国際的な評価を得ました。

また、テレビ番組のオープニング映像や、深夜番組で芸術性の高いアニメーションを放映するなど、日本のアニメーション界に多大な影響を与えました。

クリヨウジはアニメーション以外にも、映画、音楽、美術など様々な分野において創作活動を行い、現代アートの先駆けとなる作品を数多く発表しました。

1960年代には、当時の芸術運動を記録したドキュメンタリーシリーズ『芸術と生活と意見』を制作し、若き芸術家の考え方を知る上で貴重な資料となっています。

晩年には絵画を中心に創作活動を行い、ポップアートのような漫画作品から、空想絵画、立体作品、肖像画、リサイクルアート、ナイーブアートなど多彩な作品を残しました。

まさに、昭和の文化を彩った方ですね。あの頃の芸術家は、多才だったんだなあ。

クリヨウジ氏の多岐にわたる活動は、日本の芸術文化に大きな影響を与えましたね。