さくらももこ作品の知られざる魅力とは?『ちびまる子ちゃん』と『COJI-COJI』から読み解く、幅広い才能と影響力?『ちびまる子ちゃん』だけじゃない! さくらももこの多様な才能と、作品に隠された秘密
国民的アニメ『ちびまる子ちゃん』、実はアンダーグラウンド漫画誌『ガロ』の影響が!作者さくらももこ先生は、登場人物の名前にガロ作家陣の名前を使用。メジャーとマイナーを融合させた作品は『COJI-COJI』にも。音楽好きで、ホフディランや電気グルーヴも参加。子供向けながらも奥深い、さくらももこワールドの新たな魅力発見!
💡 『ちびまる子ちゃん』とマイナー漫画誌『ガロ』の関係性。登場人物の名前のルーツ。
💡 『COJI-COJI』に代表される、さくらももこ先生のシュールで多様な表現方法。
💡 さくらももこ作品における音楽へのこだわり。ホフディランや電気グルーヴとのコラボ。
さあ、本記事ではさくらももこ先生の作品に隠された、意外な一面を紐解いていきましょう。
まずは、この記事でご紹介することから。
『ちびまる子ちゃん』と『ガロ』の意外な関係
「ちびまる子ちゃん」キャラの名前の由来は?
「ガロ」の作家名です
さくらももこ先生の作品に、そのような繋がりがあったとは驚きですね。
知れば知るほど、奥深い作品たちです。

✅ さくらももこは「ちびまる子ちゃん」のような国民的アニメを生み出しながらも、マイナーな文化に強い関心を持ち、それは作品にも反映されている。
✅ 「ちびまる子ちゃん」は「国民的アニメ」でありながら、永沢君や野口さんなど、陰のあるキャラクターやシニカルな表現を含み、リアルな小学3年生を描いている。
✅ 「ちびまる子ちゃん」に登場するキャラクターの名前は、マイナーなマンガ誌「ガロ」のマンガ家から取られており、さくらももこは「ガロ」のようなマイナー文化から影響を受けて、シュールな作品「COJI-COJI」なども制作していた。
さらに読む ⇒ニュース出典/画像元: https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/619a888a141f1427355b20ff5d616e5dc1d28700さくらももこ先生が、あの『ガロ』から影響を受けていたとは、本当に驚きです。
作品に登場する様々なキャラクターの名前の由来を知ると、更に作品への愛着が湧きますね。
国民的アニメ『ちびまる子ちゃん』の作者、さくらももこ先生は、その作品に『ガロ』というアンダーグラウンドな漫画誌の影響を受けていたことが明らかになりました。
編集者・ライターの竹熊健太郎さんのツイートによると、さくらももこ先生は『ガロ』の作家陣の名前をキャラクターの名前として使用していたようです。
例えば、花輪くんは花輪和一、丸尾くんは丸尾末広、みぎわさんはみぎわパン、えびすくんは蛭子能収など、多くのキャラクターの名前が『ガロ』の作家から来ていることがわかります。
このことは、さくらももこ先生が『ガロ』というマイナーな文化に強い興味を持っていたことを示しています。
いやあ、全く知らなかったねえ。まるちゃんの登場人物たちの名前の由来が、まさかあんな雑誌にあったとは。さくら先生は、本当に色んなものを見ていたんだなあ。
マイナーカルチャーを取り込み深みを生み出す
さくらももこ先生はどんな作品に「ガロ」の影響を見られる?
「ちびまる子ちゃん」など
『COJI-COJI』は、独特の世界観で魅力的ですよね。
子供向けでありながら、大人も楽しめる奥深さがあります。

✅ 「コジコジ」は、さくらももこが1991年に描いたらくがきから生まれたキャラクターで、性別、出生地、年齢、生物種など、すべてが謎に包まれています。作者は、コジコジに対する深い愛情から、様々な雑誌で連載を続け、ナンセンスギャグ漫画という新しい分野に挑戦しました。
✅ メルヘンの世界を舞台にした「コジコジ」は、個性豊かなキャラクターたちが学校に通い、恋愛や結婚など、現実世界と似た人間関係を築いています。コジコジは、空気を読めない天然キャラとして扱われていますが、実はメルヘンの世界を危機から救っている存在です。しかし、コジコジ自身はそのことに気づいていません。
✅ コジコジは、自由で気ままな生き方を体現しており、周りのキャラクターから時には馬鹿にされることもありますが、その本質を見抜く人物もいます。作者は、コジコジを通して、空気を読もうとしすぎないこと、自分の価値に自信を持つことの大切さを伝えています。2018年に亡くなったさくらももこは、コジコジを「ちびまる子ちゃん」と同じくらい大切に思っており、作品を通じて読者に楽しさと希望を与え続けています。
さらに読む ⇒ダ・ヴィンチ出典/画像元: https://ddnavi.com/article/d1036494/a/『COJI-COJI』は、さくらももこ先生の多様な才能が遺憾なく発揮された作品ですよね。
良い意味で子供向けらしくない、シュールな世界観が魅力的です。
さくらももこ先生は、『ガロ』の影響を『ちびまる子ちゃん』だけでなく、『神のちから』や『COJI-COJI』といった作品にも落とし込んでいました。
特に『COJI-COJI』では、『ちびまる子ちゃん』では表現できないシュールな世界観や、マイナーな文化へのオマージュが表現されています。
これは、さくらももこ先生がメジャーとマイナーの両方の文化を理解し、それぞれの魅力を作品に融合させていたことを示しています。
『COJI-COJI』は、私達大人が忘れかけていた大切な何かを思い出させてくれる作品ですね。子供の頃の純粋な気持ちを思い出させてくれるようで、とても好きです。
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『COJI-COJI』音楽は豪華! さくらももこ先生の音楽愛が凝縮。ホフディラン、電気グルーヴも参加! 子供も大人も楽しめる、彼女の才能が光る作品。