畑正憲さんの軌跡:動物たちとの温かい交流と、満州での記憶、そして家族愛(?)「ムツゴロウ」畑正憲さんの生涯:動物との絆、戦争の記憶、そして家族
ムツゴロウこと畑正憲さん。動物学者として、テレビ番組『ムツゴロウとゆかいな仲間たち』で一世を風靡。動物との共存を夢見た「ムツゴロウ動物王国」は、多くの人々に感動を与えました。戦争体験から得た平和への想い、愛する家族との冒険の日々…その波乱万丈な人生と、動物たちへの深い愛情を振り返ります。ムツゴロウさんの遺したものは、今も人々の心に生き続けています。
💡 動物との触れ合いを描いた番組で人気を博し、作家としても活躍した畑正憲さんの訃報。
💡 満州での戦争体験や、動物との共存を目指した「ムツゴロウ動物王国」の歩み。
💡 家族との深い絆、妻や娘とのエピソードなど、畑正憲さんの人間性あふれる側面。
それでは、畑正憲さんの波乱万丈な生涯を、様々な切り口から見ていきましょう。
ムツゴロウの軌跡:動物との共生を求めて
ムツゴロウさんの本業は何でしたか?
動物学者
畑正憲さんのご冥福をお祈りいたします。

✅ 動物との交流を描いたテレビ番組などで活躍し、「ムツゴロウ」の愛称で親しまれた作家の畑正憲さんが、5日に心筋梗塞のため87歳で亡くなりました。
✅ 東京大学卒業後、学習研究社に入社し動物記録映画を製作。1968年に退社して作家活動を始め、同年には「われら動物みな兄弟」で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞しました。
✅ 北海道に「動物王国」を設立し、様々な動物と暮らし、動物王国を舞台にしたフジテレビの「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」シリーズは、20年以上続く人気番組となりました。世界を旅して動物に愛情を示す姿も多くの共感を呼びました。
さらに読む ⇒東京新聞出典/画像元: https://www.tokyo-np.co.jp/article/242700テレビで見ていたムツゴロウさんの、動物たちとの触れ合いは本当に素敵でしたね。
心温まるエピソードが、今も鮮明に思い出されます。
畑正憲さん(ムツゴロウ)は、1935年4月17日に福岡市で生まれ、東京大学理学部で動物学を学びました。
大学卒業後は教育用の科学映画の作成に携わり、作家デビューを果たします。
その後、動物との共棲を目指し、1971年に北海道に移住し、翌年に「ムツゴロウ動物王国」を建国しました。
彼の動物との生活を追ったテレビ番組『ムツゴロウとゆかいな仲間たち』は人気シリーズとなり、晩年は北海道の中標津にある大自然に囲まれたログハウスで生活していました。
ムツゴロウさんの番組は、子供の頃よく見ていましたよ。動物たちと心を通わせる姿に、憧れたものです。時代を象徴する、素晴らしい方でした。
戦争の記憶:平和への願い
畑正憲さんはどんな戦争体験をしたの?
満州で戦争の過酷さを目の当たりにした
戦争の悲惨さを語る姿は、胸に迫るものがあります。
公開日:2020/08/16

✅ 畑正憲さん(ムツゴロウさん)は、満州での厳しい開拓生活や戦争体験、そして福岡への帰還時の船上での恐怖などを語りました。
✅ 満州では、匪賊の襲撃や戦争による死と隣り合わせの生活を経験し、医者であった父親は多くの負傷者を治療したそうです。
✅ 満州での開拓団の悲劇として、同級生は誰も生き残らなかったという話や、ソ連軍の侵攻による混乱と悲惨な状況を語りました。
さらに読む ⇒プライムオンライン|フジテレビ系局のニュースサイト出典/画像元: https://www.fnn.jp/articles/-/72460?display=full満州での壮絶な体験は、今の平和な時代を生きる私たちには想像もできません。
戦争の記憶を語り継ぐことの大切さを改めて感じました。
畑正憲さんは、5歳の時に満州に移住し、戦争の過酷な現実を目の当たりにしました。
1944年、満州を離れて大分・日田に移るときには、韓国からの船上で敵の潜水艦に遭遇する恐怖を味わいました。
この経験は、畑さんの心に深く刻まれ、戦争の愚かさや平和の尊さを教えてくれたと語っています。
番組では、穏やかな北海道での生活の様子や、戦争体験を通して感じたことを語ります。
戦争の悲惨さを語り継ぐことの大切さを改めて感じさせられます。
戦争体験を語る姿は、本当に重みがありますね。平和への願いが込められた言葉は、心に響きます。
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ムツゴロウさん逝去。動物王国や破天荒な家族との日々を振り返る。愛と冒険に満ちた人生は、今も人々の心に生き続ける。